【黒バス】悪童の妹 Second game【悪女主】

最終話 ページ13

いつも通りの朝がやってくる


小鳥が鳴き、空気の澄んだ朝


「おはよー！」


いつも通り、挨拶が聞こえる


バッシュのスキール音


ボールがゴールに入る音


記録を書く音


「亜樹音」

「なによ」


正体を明かしたAは
みんなに受け入れられた


逆に、そっちのキャラの方が好きとまで言われた


彼女は帝光中にきて変わった
変われるチャンスをもらった


天草亜樹音のおかげで


「ありがとね」

「なによ急に、キモっ」

「また潰してあげようか」

「元々潰してないでしょうが」


今では、二人は親友
もちろん、桃井さつきとも


それに、沢山の友達ができた


赤司征十郎という彼氏もできた


Aは今、とても充実している
幸せな日々を送っている


愛を知らない少女は
愛をたくさんもらっていた


悪童の妹は変わった


「A」

「赤司、お疲れ」

「あぁ」


休憩に入った赤司に
ドリンクとタオルを渡す


「どうだい？今の気分は」

「最高よ、貴方がいれば特にね」

「それは良かった」


赤司は優しく微笑む


私は捻くれてた


けど、赤司が変えてくれた


そのおかげで、今がある


「ねぇ、赤司」

「ん？」

「大好き」

「…そうか」


短く返した彼は


耳まで真っ赤だった


「ちょっ、練習中にイチャつかない！」

「リア充爆発すればいいのに」

「黒子っち黒い！」

「甘いのはお菓子だけでいいんだけどー」

「破廉恥なのだよ」

「仲よさそーだな」


ずっと続くとは限らないこの幸せな時間を


私は歩んで行く


例え壁に当たったって


赤司がいれば、大丈夫


愛を教えてくれて


ありがとう


ーendー

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