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クリぼっちだったので、メンバー同士で過ごしました。 ページ24

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ニヤニヤする頬を抑え切れないまま、カメラを持ってみっくんの部屋にノックもせずに入る。「なに?」と笑いながらもどこか不安そうな顔をするみっくんに、「今日何の日だ?」と質問を投げかける。




ツ「クリスマス」


「予定ある?」


ツ「どっか出かけようとは思ってたけど、Aが誘ってくれるなら予定あけるよ」


「そんなこと言う前から予定なんてないでしょ」




「ひっど〜」とヘラヘラ笑うみっくんは私の腕を掴んで離さず、相変わらずの近い距離感の中でカメラのピントを彼に合わせるのが大変だ。




「ということで!今から2人でクリスマスデートいきましょう!」


ツ「えっまじ?」


「実はもう宿も取り押さえてるから」


ツ「やったあ!!!!」


「準備しておいてね?」




はーーい!と大きな返事をしたみっくんは腰掛けていたベッドから立ち上がった。私も自分の準備を進めようと彼の元を後にして、自分の部屋へと。




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ツ「準備おわったよ〜」


「ごめんもうちょい待ってね」


ツ「大丈夫だよ、いくらでも待つよ」


「みっくんいつもよりおしゃれだね」


ツ「Aとデートだから服もめちゃめちゃ迷っちゃった。どう?」


「すごい似合ってる」


ツ「ふふ、Aもね」




何だかこのやり取りがくすぐったい。気恥ずかし気持ちを感じながら、髪の毛をゆるく巻いていく。せっかくのデートなら、と思って少しいつもより時間をかけてみたり。




ツ「ねーそれ俺もやって?」


「いいよ、私のがおわったらね」


ツ「やったね、じゃあその間に車に荷物積んでくる!」


「あ!!だめ!!!」




旅行カバンを持ち、車の鍵を手にするみっくんを引き止める。当たり前だがみっくんは驚いた顔をして私を見つめている。


いまは車に行って欲しくない。この理由は後々彼もわかることだ。それまでは秘密にしておかないと今回の企画が台無しになってしまう。




「おわった!私の髪おわったからみっくんやってあげる!」


ツ「そうなの?」


「うん!」




みっくんが何でも素直に聞き入れる性格の持ち主で本当によかった。いわれるがまま椅子に座らされるみっくんの髪の毛をヘアアイロンでセットしていく。時々くすぐったそうに笑う彼は今日もかわいい。

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かたつむり(プロフ) - kcさん» え!!私もです!!笑 おんなじなの嬉しいです! (2019年4月7日 10時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
kc - 読んだ時ビックリしました、私8月30日生まれなんです! (2019年4月7日 8時) (レス) id: ad94788e5f (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - りぴさん» こちらこそリクエストありがとうございます! (2019年3月15日 11時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)
りぴ(プロフ) - お話書いて頂きありがとうございます!おもしろかったです(^^) (2019年3月13日 13時) (レス) id: a32996d29c (このIDを非表示/違反報告)
かたつむり(プロフ) - リンさん» こちらこそリクエストありがとうございました!いつでも待ってます! (2019年3月12日 18時) (レス) id: 488a978ab9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かたつむり | 作成日時:2019年2月27日 20時

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