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No.126 ページ26

――はっとした。


それを悟られまいと、言葉を紡ぐ。


「それは言わなくてもいいことだろ。


そんなこと言っても、木ノ下さんには意味がない」


そう言うと、渡辺は少し沈黙する。


「そうだな。


……今までのお前なら、きっとそうだったと思うよ。


でも、俺は木ノ下さんと関わって変わったお前が、

……他の女子と同じように木ノ下さんにも話さないとは思えなかったんだ」




……こういうときに限って、

こいつはうざいくらい鋭いな。


舌打ちしたくもなったが、

……たぶん、その通りなのだ。


――こだわっていなければ、

どれほど意味がなくても木ノ下さんには話したに違いない。



……そうなると、

渡辺の言う通りってことか?


なんか、それって、


「物凄く癪だな」


「……?」


いきなり顔を歪めた俺に、


渡辺は意味が分からないというように眉を下げる。


「恋愛に関しては異常なほど鈍いくせに、……」



でも、俺はこいつに助けられたことがある。



……鈍いくせにこいつはちゃんと分かっていなければ
いけないところは分かってるやつだ。


……その借りは最近返したばかりだけど、まあ信用してる。


これでも――信頼、している。

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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月15日 18時

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