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No.122 ページ22

――あの日。


川波さんから別れを切り出された次の日。



木ノ下さんは向井を呼び出した。


川波さんが言う通り、今度こそ二人は……。



そう思うと、なんだか無性に苛々した。


木ノ下さんが鞄を持っていかなかったから、

教室に帰ってくると待ち続ける自分も内心理解できなくて困惑する。



そして教室に来た木ノ下さんは以前と少しも変わらなくて。



仲いいんだね、付き合うくらいだし、と


そういう意味を込めて皮肉を言えばむっとした顔をした。



――目黒くんに、言われる筋合いなんてない――



そうだね、分かってるよ。


だって、そんなふうに関係がないって言ってきたのは自分自身なんだから。



……じゃあ、


分かってるのに何でこんなに苛つくんだ?


……何で、こんなにも胸が痛いんだろう。



――康二くん、好きだよ。


ふと一瞬そんな姿が浮かんだ。


木ノ下さんが向井にそんなふうに言っている姿が。


そしたら強く、胸が痛んだ。


何かにすごくムカついて、でも原因が分からなくて。


……八つ当たりみたいに、

気付くと木ノ下さんにキスをしていた。



――逃げられないように捕まえて

強引に重ね合わせていると強い力で胸を叩かれた。



それさえも腹ただしくて、

泣きそうな木ノ下さんを見ていないふりをする。


そうしたらもう一度、

今度は本気で叩かれてさずがに解放したら涙目で睨まれた。



……少し、頭が覚めた。

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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月15日 18時

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