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No.93 ページ43

ようやくといってもいいほど諦めの悪かった私の恋心は、

目黒くんへの告白後、

ゆっくりと薄れていっているようだった。



……とはいえ

お互いがお互いを避けるような状態なのだから、

関係が育ちようもない。


ふ、と私は笑う。



……このまま、忘れられるといいな。


苦しいだけの恋はもう、したくないから。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜目黒side〜


ゆるやかに、


ゆるやかに……


心は揺れる。


ぼうっとしている木ノ下さんをちらりと見て、


……泣かなかったことを思い出す。



あの日と、――同じように。

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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月11日 11時

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