君は ページ34
伊藤side
それから数日後のある日
理子「伊藤ちゃん!Aが目覚ましたって!!」
伊藤「ほんと!!?」
ずっとベッドの上で横たわっていたA
命に別状はないと聞いていたけれど俺は
とても不安を感じていた
三橋「元気に飯食ってんのか」
理子「放課後お見舞いに行く?」
伊藤「もちろん!!」
時間はあっという間に過ぎるもので
気がつくとHRが終わっていた
三橋と理子ちゃんと花を買って病院に向かった
理子「A、入るよー?」
ガラガラとドアを開けると
元気そうに笑うA
「お見舞い ありがとう」
三橋「元気そーじゃな」
謝らなければ
伝えたかったことを言わないと
伊藤「……Aっ!!ごめん!俺せいで……」
深く深く頭を下げた
その後
Aの口から出た言葉に俺は頭が真っ白になった
「"キミ"だれ?」
理子「な、何それ、ちょっとA冗談キツイわヨ!」
「……理子ちゃんの友達?」
三橋「お前ホントかよ…!?」
「……ゴメン…わからないの……」
夢なら覚めてほしい
こんな悪夢みていたくなかったから
医師「…残念ですが黒崎さんは頭を強く打ったせいで部分的に記憶喪失をしているようです」
理子「伊藤ちゃんのことだけ忘れてるってこと…?」
三橋「……そんなん…ありえねぇだろ…!!」
医師「皆さんとの生活に戻っていくにつれて
記憶も戻ってくるでしょうから…」
運命は残酷にも俺を切り落とした
83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Runa - 更新がんばってください!応援してます! (2021年6月25日 17時) (レス) id: cf36c57a0e (このIDを非表示/違反報告)
茶乃豆 あん子(プロフ) - みさきさん» コメントありがとうございます!亀更新になってしまうと思いますが頑張ります!! (2019年11月3日 20時) (レス) id: a5cb8bdaa1 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - とっても面白いです!!これからも更新頑張ってください! (2019年11月3日 20時) (レス) id: 402c6990c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:茶乃豆 あん子 | 作成日時:2019年3月29日 20時