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大将……。と薬研が刀の手入れをする俺に声をかける。

なに?と聞いてみれば俺の力についてだった。
確かに、手入れなどをする際に、不思議な儀式のようなものは行ったがアレは浅井さん(政府の人)が俺の家系の遠い昔に伝わった書物の中にあったものらしく教えてくれたものだ。
母さんはもういない父さんの元へ嫁いだため、血筋は通ってないので、使えないのだ。
そのため血を引き継いだ俺がここに就任するよう頼まれたってのもある。

俺の血筋……父さんの先祖は陰陽師と妖だった。
俺はその両方の末裔

陰陽師は悪鬼を滅するもの

妖は種族などによるが人に害を及ぼし、存在してはならぬもの

陰陽師の中で上位だった先祖、お爺様は、妖である九尾の娘と婚約した。
そんなことは許されることではなかったので陰陽師の仲間に火あぶりにされる前に2人は赤子をこっそりとつくった。
山の中に住む烏天狗にその赤子は育てられ、今、俺が存在しているということを遠い昔、父さんと爺さんに聞かされた。

「同族同士のつぶしあいか……どこの時代も物騒だなあ……ってことは大将は、妖の血も混ざってるってことだよな?」
「そおだよお。」
「何かほかに特別な力ってのはあるのか?」

んー。と顎に手を当てて考えてみる。
あの儀式も一か八かでやってみたものであってできるとはおもっていなかったものだったのでなんとも言えない。
元々の身体能力が高いのは九尾の血のおかげだと勝手に思ってはいるがあとのことは全くわからない

「けど、傷の治りとかは早いかなあ、多分これも九尾の力のおかげかなあ?」
「なるほどなあ。」

2人でうーんと唸っていると乱が不思議そうにこっちを見ていたのでこの話は終いにした

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??。 - 面白かったです。更新楽しみにまってます。 (3月29日 8時) (レス) @page33 id: 66c9a050dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年8月23日 9時

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