確認 ページ23
「…俺、帰るわ。」
藤ヶ谷は突然立ち上がって荷物をまとめ始めた。
「えっ、」
私が驚いたように視線を向けると、藤ヶ谷は微笑んで、
「2人で話せよ。俺とは…隠さずに会えるんだから。」
そう、優しい口調で言ってくれた。
そのまま、彼は部屋を出て行った。
2人になっても、宏光は口を開かない。
うつむいて、ただ黙っている。
苦しくなって、私は宏光を抱きしめた。
「…っ、好きじゃないなら、もういいよ…」
悲しそうに、ただ辛そうに宏光は言った。
「ひろみつ…？」
「もう1人、俺みたいな奴がいるなんて知らなかった…。エントランスであいつとすれ違った時、負けたなって思っちゃったんだ…。」
ポツポツと心中を語り始める。
そんな風に思っていたなんて思わなかった。
「あのね、藤ヶ谷は学生時代から仲のいいただの同僚なの。それが昨日ね、突然告白されて、私も混乱してたの。」
言い訳にしか思えない自分の言葉を、それでもいいからと紡いでいく。
「だから、わたしは…」
繋げようとすると、宏光は私の口を唇でふさいだ。
潤んだ目で、私のことをみつめる。
「やっぱ、綺麗だね。」
悲しげに笑う宏光が壊れてしまいそうで、
きつく、きつく抱きしめた。
「好きだよ……」
そう宏光が囁いた言葉が、私の頭にこびりついた。
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ミムラ(プロフ) - なおちゅけさん» ありがとうございます。W不倫ですか…面白いですね！希望のメンバーいますか？ (2019年9月30日 21時) (
レス) id: 4eee019b1c (このIDを非表示/違反報告)
なおちゅけ - 面白かったです！いきなりのリクエストごめんなさい。W不倫で書いてくれませんか？ (2019年9月1日 22時) (レス) id: d14129f611 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードに送っても大丈夫ですか？ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミムラ(プロフ) - ともさん» こんばんは。ありがとうございます！大丈夫ですよ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 4eee019b1c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは！いつも楽しみにしてます！リクエスト大丈夫ですか？ (2019年7月17日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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