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『 A様
今日もご苦労様だ！
きっと、君がこの文を読んでいるということは、
俺は既にこの世にいないということだな。
これまでありがとう。
直接礼を言えなくて済まない。
本当ならば、これからも君の隣で、手伝ってやりたいんだが。
もうそれも、叶わないようだ。
優しいA少女のことだ。
泣いてくれているのだと思う。
だが、どうか泣かないでほしい。
俺は、君の涙を望んではいない。
その涙が、君の心の炎を消してしまいそうだ。
A少女に会えて、とても幸せだった。
君の笑顔をたくさん見ることができたからな。
俺に、沢山幸せを与えてくれてありがとう。
君は、応援しかできませんが…と、度々言っていた。
だが、それでもいい。
無理に戦おうとしなくてもいい。
君にできることがそれしかないのなら、
全力で応援してくれ。
応援しか、と言うな。
応援というものは、誰にでも勇気や希望を与えることのできる、
とても素晴らしいものなんだ。
俺だって、君の応援には何度も救われた。
君だけではない。
俺も君には幾度も助けられた。
俺は、本当に感謝してるんだ。
自分を誇ってくれ。
胸を張って生きろ。
煉獄杏寿郎』
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