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『俺は煉獄杏寿郎、炎柱だ!よろしくな!A少女!』







  『よもや、A少女は料理が得意ではないのか?』



  『食堂ならば、料理はつきものだからな!頑張ってくれ!』


 



  『A少女が俺を兄に望むならば、喜んで引き受けよう!』



 



  『A少女は思っていることが口に出やすいな!』










  『頑張っているな!A少女!』









煉獄さんとの思い出が次々によみがえる。


あなたがいたから…頑張れたのに。

沢山元気を貰ったのに。



私は…何もしてあげられなかった。




まだ、行ってほしくないよ。






そういえば…。



このお店に案内してくれたのは


煉獄さんだったな。




暇さえあれば手伝いに来てくれた。


私の身体を気遣って、お昼を持ってきてくれたこともあった。





最後までちゃんと、私の兄のような存在でいてくれた。



私はまだ、あなたに何もできてないよ。









戻ってきてよ。






煉獄さん…。

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年11月1日 0時

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