丗弐 ページ33
雪乃side
準備ができた私は、任務へと向かう。
正直、不安しか無かった。
あの真中ちゃんなんだもの、何をされるか分からない。
いよいよ出発しようとしたその時、水屋敷の玄関門がガラッと開いた。
「し、しのぶさん」
そこに居たのは、しのぶさんと…真中ちゃんだった。
胡「あらあら、随分とのんびりさんなんですね。まだ出てないなんて」
笑顔で嫌味を言うしのぶさん。しかしその目は笑っていない。
「もう一度言います。私は真中ちゃんを傷つけたりしていません」
しのぶさんは、はぁっとため息をついた。
胡「ではどうして真中さんは傷を負っていたのですか?あなたの日輪刀も転がっていたんですよ?」
「それは真中ちゃんが自分で…しかもしのぶさんは、私がやったところを見ていないんですよね?」
胡「真中さんは、鬼に師匠を殺されました。それでも訓練に参加しようとする…そんな子が自傷行為などすると思いますか」
ああ、そうか。
私は何故そこまでしのぶさんが真中ちゃんを庇うのかが分かった。
真中ちゃんは、しのぶさんにいい顔しかしていないんだ。
基本しのぶさんは、医務室で傷ついた隊士の手当をしている。
手合わせ以外の鍛錬の時はあまりいないのだ。
きっと、アオイたちがいるからと安心しているんだろう。
しかしそれを利用した真中ちゃんは、しのぶさんがいない時を狙ってサボったりしていたんだ。
柱の皆さんも、それで騙されてるんだ。
しかも真中ちゃんにオーラは、見えない。
炭治郎も複雑な匂いがしたり、なんも匂わない時があったと言っていた。
自分を上手く隠しているんだろう。
どんな人格にでも、色にでもなれる。
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彼女は、彩の呼吸の持ち主だ。
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Nami - 冨岡さんが味方で良かったです!推しなので! (8月21日 20時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ - これからも頑張って下さい!!!!!!応援してます!!プレッシャーになってしまったらすみません……(-_-;) (2020年4月20日 12時) (レス) id: 94a9a7e816 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ - こんにちは!!!楽しく読ませてもらっています!私、めっちゃ裏切り系の小説好きなんですよね笑少し気になったところがあったんですが、拾肆話のしのぶちゃんが呼んでいる桑原さんって誰のことですか??夢主ちゃんの苗字は東雲って書いてあったので誰なのかな…と (2020年4月20日 12時) (レス) id: 94a9a7e816 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 真白さん» あああああ!なるほど!!!!!!!!!! 今すごい理解しました!付け焼き刃の知識でごめんなさい。ご指摘ありがとうございます!次作に繋げます! (2020年4月12日 2時) (レス) id: 99dc88188a (このIDを非表示/違反報告)
真白(プロフ) - あっ…そこじゃなくて、呼吸はあくまで身体を強化するだけのもので、日輪刀から水が出たり、結晶が出たりはしないんです。説明が分かりにくくてすみません(~_~;) (2020年4月12日 2時) (レス) id: c327c25171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2020年3月31日 15時