第32話…急ぎ ページ38
Aside
取り敢えず、男を家に上げ話を聞く。そうだ、名は“ぴくと”と言うらしい。
pk「僕はWhiteHouse(ホワイトハウス)国という国の王の息子なんです…」
あぁ…国名が英語の珍しい国か…
なんて考えているとぴくとさんは話を続ける。
pk「僕は家系が国王という立ち位置で、勉強や剣術などを習わされました。勉強は楽しくなかったんですけど、剣術が物凄く楽しくて!そこから剣術の事を勉強するたびに勉強も楽しくなっていったんです!」
学生には鏡のような話だな。多分年上だろうけどな。
pk「僕は勉強し、近距離、中距離、遠距離、と様々な戦いがあるのだと知りました!僕は中距離を担当した兵になりたくて剣術に必死に取り組み、自己流の戦い方を見つけました!」
自分の目標を見つけ、そこから生み出された自己流というもの。それを出来るのは凄いことだぞ…しかも中距離か…
pk「そして20歳になり父に中距離隊に入りたいと頼んだら、初めは“5年間この国の幹部をして26歳になったら許そう。”そう言ってくれました。そこから5年経ち、26歳になった僕は父に頼みました。そしたら駄目に決まっているだろう。と言われました。」
なるほど、約束も守れないクソ野郎だと言うことか…
「嫌になって逃げ出して来た。ということか…あー…歳下なんだが敬語は無しでいいか?」
と質問をすると、
pk「あ、いいですよ。僕も外すんで。」
と言ってくれた。
中距離か…確か、今我々国の幹部は中距離が少なかったよな…遠距離も少なかったが…
…良いか分からないが試してみる価値はあるか…
そう思い、ぴくとさんに話しかけようとすると、
ぐぅぅうう
とぴくとさんの腹の音がなった。すると、
pk「ご、ごめんなさい…」
と顔を真っ赤にし謝ってくる。
「気にするな。それより中距離に入れるかもしれない。ついてくるか?」
と聞くと、ぴくとさんは目を輝かせて大声を出し
pk「行く!」
と言った。俺は家の物を少しだけ城に持って行くため荷物をまとめて家を出る。外にはわくわくしたぴくとさんが待っていて。行こうと言うと了解!と言ってついてくる。
今の時間は6:20。色々あって片道の時間がわからなかった。
「ぴくとさん急ぎだ。担ぐが許せ。」
え。という声を無視してぴくとさんを担ぎ森の中を走る
※WhiteHouseは私も皆さんも読みにくいと思うので“ホワイトハウス”と片仮名で書かせて頂きます。申し訳ありません…
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菜*サノツキ(プロフ) - しゃいさん» しゃいさんありがとうございます!頑張りますね!チーノ君二人になってますか?見てみますね!ありがとうございます! (2019年7月21日 6時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - この話好きなので頑張ってください (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
しゃい - もう一人のチーノ,,,,,,,? (2019年7月20日 23時) (レス) id: 7bcfa840f4 (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - 和さん» 返信凄く遅れてすみません!翻訳機を使ってまで読んでくださって嬉しいです!面白いと言ってくださるのも嬉しいですし、楽しんでると言ってくださるのも嬉しくて沢山書きたくなります!ありがとうございます! (2019年7月10日 16時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
菜*サノツキ(プロフ) - ムギさん» ムギさんありがとうございます!私も楽しませて貰ってます!頑張りますね! (2019年6月23日 14時) (レス) id: f4ddad835b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜*サノツキ | 作成日時:2019年5月26日 17時