だからお前等じゃかなわない【刀剣乱舞】【古の女神と宝石の射手】 (ページ9)

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裕斗side

「さっきから口煩い男ねぇ…」

『そうよねー』

「ねー」

「加州…お前…」

　女神界は良く分からない。別の人が乗り移るわ俺を殺しにかかるわ。

　挙句の果てには刀剣も寝返る始末。

『アーテとクロノスは二人で一人なの』

「なるほど分からん」

『まあ、これ以上私達に口出すと一万以上の攻撃が飛んでくるって思っとけば良いよ……裕斗限定』

　加州に助けを求め…居ない！？

「ねぇ安定見て、主がリンチされてる」

「ホントだ、ミンチになる日も遠くないね」

「この世は地獄ですぅぅぅ！！お前等後で覚えてろよ！」

「A、コイツ殺しても大丈夫よね…？」

『良いんじゃない？良かったな裕斗、スーパーに転職だ』

「俺豚じゃねぇ！」

　豚って体脂肪率モデル並だからな！

　クロノスさんはアーテさんの身体から抜け、元に戻った。さん付けしないと殺される気がした。

　やっと戻ったかと思ったのも束の間、アーテさんはこっちに向かって手を突き出した。

　その手は俺の頬を通り、生温いものが頬から出る。

『そう決めた世界に出来るもんねー、ナイフを作るくらい簡単だよねー』

「…あまり、Aに馴れ馴れしくしないで」

　俺を掠ったナイフは風に消えた。

　答えなんて一つだけ。

「……ﾊｲ､ﾜｶﾘﾏｼﾀ」

　もれなく土下座付きの。