暴言九 ページ11
「早く帰ってよ蛞蝓」
「早く死ねや青鯖」
「じゃあ心中希望の美人連れてきて」
「
「太ァ宰ィィ!お前はまた
ばぁん!!!と蝶番が泣き出しそうな音を立てて扉を開けたのは、武装探偵社の国木田お母さん。
本当毎日お疲れ様です、と心の中で合掌してから、丁度出来上がったお菓子を手にカウンターへ戻る。
『一寸独歩ママー、私をママさんって呼ぶのやめてくれる?スナックじゃないんだから』
「済まない、喫茶店の女性店主はママと呼ぶのが相応しいと聞いたものでっ、……!?」
『どこ情報だそれ……』
まああながち間違ってはいないけど。
と、突然ビタッと動きを止めた国木田さん。かと思いきや瞬時に戦闘態勢をとった。
……え、何、ピクミンでもいた?(戸惑い)
「ポートマフィアの中原中也…!何故此処に…」
「……あァ?」
どうやら国木田ママは赤ピクミンを発見したようだ。声に出したら赤ピクミンに殴られるから言わないけど。
カン、と持っていたカップを少々雑に置く赤ピクミ……中也。
細く煙草の煙を吐き出して国木田ママを見やる。
…っておい此処は禁煙だぞごら!!捨てろ!何灰皿持参してんだ!!!
「俺はただ此奴に私用が有って来ただけだ
手前が心配するような事ァ何一つねェよ、武装探偵社の国木田独歩」
………ん?
『中也、確かに国木田さんは背高いけど、国木田のっぽじゃなくて国木田独歩だよ?』
「ぷふっ」
「誰ものっぽだなんて言ってねェよ!!笑ってんじゃねェ太宰殺すぞ!」
『え、嘘私の聞き間違い?』
聞き間違いだったようです(てへぺろ)
『まー大丈夫だよ国木田さん
中也、基本的に独断行動はしないから』
こんな処で何かやらかすようなタマじゃないよ、と言えば警戒しつつも体勢を元に戻す国木田さん。
すごいね、プロって感じ(?)
「…そうか……兎に角、太宰が迷惑をかけて済まなかったな」
国木田さんは太宰の首根っこを掴んで謝った。やっべ男前、ほんとお母さん。
回収してくれたお礼と日頃の労いを兼ねて、国木田さんにサンドウィッチとドーナツを渡す。(多分ドーナツは乱歩さんが消費する)
そうして社に戻って言った二人を見送って、私は中也と向き合った。
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ライム - もう更新はしないんですか?すごく面白いのでできれば完結まで進めてほしいのですが、 (2023年3月5日 5時) (レス) @page32 id: e7904a37c4 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - なるほどぉ… 神ですか?あっ、ほんほん。だと思いましたよっ!これからも応援してますので、頑張ってくださいっ!!あれ、誰と話してるんだろuu((( (2021年3月21日 3時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - ごちうさネタで戸惑う敦君可愛い (2019年10月17日 12時) (レス) id: 54998763e1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡の国のアリス - あと何分…?!お、終わり?!あ、あの、無理せず頑張って生きてください!ずっと待ってます…! (2019年8月30日 14時) (レス) id: 19bb89c399 (このIDを非表示/違反報告)
福永陽太(プロフ) - 面白いと思います!・・・ご注文はうさぎですか?知ってるんですね (2018年9月23日 9時) (レス) id: 044a8ccaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蟻 | 作成日時:2017年10月10日 21時