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毎年、私の誕生日は家族で祝うって決めていた。
高校生や大学生なら友達と遊びたいところだけど、
なんだかんだ、父さんと母さんのこと大好きだった。
誕生日を3人で過ごせるのが幸せだった。
そんな私の誕生日の1週間前、
せっかくの20歳の誕生日だから、ちょっと贅沢しよう
って母さんが提案して、ホテルのディナーに行くことになった。
誕生日当日は大学の講義が入ってたから、私は講義が終わってそのままホテルに向かうことにした。
いつもより、オシャレもして、
講義の内容は頭に入らない位浮かれていた。
講義も終わって、キャンパスからホテルに向かう途中に、
今から向かうよーって母さんにメッセージ送った。
そしたら母さんからすぐ、
多分先にAが着くだろうから、先に中に入ってていいよ
って来た。
母さんの予想通り、私の方が早く着いてしまって、
言われた通りレストランに先に入って、席で待ちながら
＜もう着いたよ！早く来て！！待ってるから！！！＞
このメッセージを送った。
……それから30分近く待ってもこなくて。
渋滞にハマったとしても、連絡はくれるはず。
それなのに、何度も電話をしてもメッセージを送っても何も帰ってこなかった。
すっごく嫌な予感がした。
何かあったんじゃないかって。
そんな事考えてたら、母さんのスマホから電話が来て。
なんだ、電話出れるんじゃんと安心した途端、
誕生日なのにこんなに待たせて、と不満が溢れた。
「今どこ？
ずっと待っててお店の人も困ってるんだけど！」
とちょっと苛立って言ってしまった。
すると、聞こえてきたのは母さんでも父さんの声じゃなくて、
知らない男の人の声だった。
……父さんと母さんの車が事故に遭ったって。
混乱してどういう事なのかも分からないまま、慌てて警察署までタクシーで向かって。
着くとすぐ警察の人に部屋まで案内されて。
そこに居たのは白い布を被った父さんと母さんだった。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます！模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います！！ (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます！好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちさくら | 作成日時：2021年10月9日 11時
