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ほくが間違えて電話をかけてきた日以来、
毎日ちょっとしたメッセージでも送ってきてくれるようになって。
私も、こんなこと言ったところでどうなるのよ、
というような内容でも気にせず送るようになった。
<今日仕事早く終わって家戻る時の風景>
青と夕日のオレンジが混じりあった空に掛かった虹の写真。
すっごく綺麗だったから、
これをほくにもみてほしいなって思って気づけば送っていた。
北斗<いいことがおきるよ、これは。>
<そう思うよね。給料増えないかな?休みが増えるでもいいや!>
北斗<欲まみれ。笑
リフレッシュも大事よ>
うるさいなあ、と思いながら、お節介なところが嬉しくて。
<確かにその通りだね>
と打っている途中に、メッセージの続きがポッと音を立てて上がった。
<今日、これから時間ある?夜飯いかない?>
いきなりのお誘いだった。しかもほくから。
私から誘うことなんてないんだろう。
これからもメッセージのやり取りだけして、
いつしか返信もまちまちになって途切れて。
それで終わるんだろうって覚悟してた。
北斗<もう仕事終わったんでしょ?
俺も今日は午後オフだから空いてる。
異論はないよね?>
これもほくなりのお節介なのだろうか?
なんか、すごく圧を感じるけど、嫌じゃない。
むしろ自分から行きたいと思ってる。
<わかった。一緒にご飯食べよう。>
ほくから送られてきたお店に向かうため、いつもは使わない地下鉄に乗り換えて、目的地へと向かうことにした。
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もっちもちさくら(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます!模索していた作品ですが楽しんでいただけて幸せです😭まだ色々と書きたいこともあるので、是非とも番外編を楽しみにしていただければと思います!! (2022年7月21日 17時) (レス) id: 4baa1664b1 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 完結おめでとうございます!好きな作品だったので終わってしまうのが凄く寂しいです😢また番外編等でお会いできたら嬉しいです🥺 (2022年7月21日 17時) (レス) @page50 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっちもちさくら | 作成日時:2021年10月9日 11時