ヒトリ ページ9
日が昇る前に何とか帰ってこれた。
家に入ると、1人に戻って、
また、寂しくなって。
すごく暖かかった。
少し外に出てないだけで、こんなにも違うんだって
実感した。
全然少しじゃないけど笑笑
『また、歌いたい…。』
ポケットの中でブルブル震えるスマホ。
差出人はHIROさんからで。
『もしもし。』
HIRO『いないと思ったら、もう帰ったのか。』
『あー。なんか、使う人がいたみたいで、』
HIRO『多分、ランペだな。』
『ランペ?』
HIRO『最近できたグループでもう結成5年経つんじゃないかな。』
確か、臣に似たような子と、金髪と、赤髪くん…。
『へぇー。』
HIRO『帰るなら一言くらいくれても良かったのに。』
『完璧に忘れてた笑』
HIRO『おい笑笑』
『あ、臣にも会ったよ。すんごい遠い存在になったね。』
HIRO『あいつも今凄いからなー笑』
『私、何してたんだろうね。置いてけぼりだわ。笑』
1人、締め切ったカーテンの暗い部屋で
そんなこと思ってると、HIROさんからの口から、
ずっと待っていたような、覚悟が出来てなかった
言葉だった。
HIRO『また。歌手活動再開しないか。』
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吉 野 み ゆ - やばいです、途中泣きそうになりました更新頑張ってください (2020年4月25日 0時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - このお話めちゃめちゃ好きです!更新楽しみにしてます!! (2019年11月4日 22時) (レス) id: 20390036ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エル | 作成日時:2019年9月10日 19時