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XXXVlI ページ39

『ありがと。』




樹は私の家まで送ってくれた。



いつぶりだろ。



でも、少し懐かしく感じた。




樹『ん。、』




帰っても誰もいないんだよな…。



『あ、のさ、』



樹『ん?』



『家、上がらない?』



樹『は?』



『ほら、うち親いないし、1人だからさ…笑』



笑って誤魔化す。それしかできない。


樹『わかった。』



『え?』



樹『一緒にいる。』




嬉しかった。







そろそろ、話さないとかな。






『コーヒー飲む?お茶がいい?』



樹『なんでもいい。』



『じゃあ、コーヒーでいい?』



樹『お茶』



いや、なんでもいいって言ったじゃんか。


って思いながらコーヒーを淹れる。



『はいどーぞ。』



樹『どーも。』




コーヒーの匂いに浸りながら、


沈黙の時間が続く。




『話があるの。』




そう言うと、自然とこっちを向く樹。



『…驚かないで、聞いて。』




樹『わかった。』




『率直に言うとね、私、癌なの。』



樹『は?』




『実は、高1から癌が見つかってて、それと一緒に、余命宣告されたの。20歳まで生きれるかどうか分からないって。』



樹『…』



『だから。体育の時間もずっと見学。
今、発作も出てきてるんだ。』



樹『…』



『樹と出会うまでは、生きるってこととか、
というか、もう、死んでもいいやって思ってたの。楽しいことなんてひとつもないし、面白いと思ったこともない。だから、このまま死んでもいいって。でもね、今怖いんだ。』



そう言うと、抱きしめられた。



強く。ギュッと。




樹『もう。分かった。分かったから。
言わなくていい。』



『だからね、樹。』



樹『ん?』




『死にたくない。死にたくないんだよ…ずっと
樹と一緒にいたい…』

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設定キーワード:藤原樹 , THERAMPAGE , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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エル(プロフ) - kahonさん» コメントありがとうございます!見てくれてありがとうございました(^^)次回作も楽しみにしててください! (7月21日 19時) (レス) id: 486df0cb77 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - エルさん» 有難うございます!楽しみにしています^^。完結おめでとうございます! (7月21日 13時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - kahonさん» 素敵なコメントありがとうございます!今度ほっくんメイン作りますね!!(私、壱馬くん推しです)安全吉野! (6月16日 22時) (レス) id: 486df0cb77 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - これからも応援してます☆ミ樹君、最高すぎる、、、。作者さん有難うございます!(私、ほっくん推しです) (6月16日 20時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エル | 作成日時:2019年6月6日 23時

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