ハートを返して【ONE PIECE】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:61,011 hit

5 ページ5

〜シャボンディ諸島から少し離れた海〜

ロ「お前…こんなところにいていいのか？」

『大丈夫、また捕え損ねたことにするから』

あの後、黄猿率いる海軍達と交戦しながらも

なんとか無事にシャボンディ諸島から

逃れたハートの海賊団…

と、その船に居座る私。

部下には電伝虫で「海賊を捕まえに行く」って

言っておいたから

しばらくいなくなっても大丈夫でしょ。

オークション会場で起きた事件の後始末するのも

めんどくさいし。

「おい、海兵女。今日はキャプテンを捕まえに来たんじゃないんだな？」

『うん…今日は気分じゃない。それに海兵女じゃなくてローの恋人って呼んで』

「えー！キャプテンいつの間にっ」

ばしっ

『いてっ…』

ロ「ちげぇだろ。ガキの頃縁があっただけだ」

『ノリ悪ー。そのガキの頃お世話してあげたのはどこの誰だと思ってんのよ』

ロ「頼んでもねぇのにお前が勝手に世話焼いてただけだろ」

『へぇ、そんなこと言うんだ。今この場でローの黒歴史暴露してもいいんだよ』

ロ「おい、てめぇ…自分の心臓を誰が持ってるのか忘れたわけじゃねぇよな？」

『ひ、ひどい！』

血も涙もない脅迫しやがって。

この最低男め。

そもそもローに心臓を取られたのは

私が油断したせいだった。

だって、まだ幼くてかわいい男の子が

人の心臓を取ろうとするなんて思わないでしょ。