・6 ページ6
俺の隣を歩くのは、未来から来たとかいう女
伊藤の娘らしい
確かに、よく見りゃあのスケバンと似ているし、伊藤ともどことなく似いる気もしないでない
…でも、なんであの二人からこんなギャル女が産まれるんだ?
A「勢いで来ちゃったけど、着替えどーしよっかな〜」
片桐「…考えてなかったな」
どうするべきか、と考えていると後ろから声が聞こえる
三橋「開久の番が女と歩いてるだどぉ!?」
伊藤「三橋、やめとけって…」
そこに居たのは三橋、伊藤、そしてあのスケバン女ともう一人、三橋の女か…?
確か、赤坂理子とかいう…
A「ブッ…!」
隣にいた、たしかAだ
Aは伊藤を見るなり吹き出した
A「なに、あの、頭…!
だっさ…www」
伊藤「だ、ダサい…」
京子「い、いとーさん!
大丈夫よ!つんつん頭素敵♡」
伊藤「…ほんと?」
京子「うん、ほんと♡」
A「うっわ…バカップルはこの頃からなんだ…」
理子「この頃からって…あなた、伊藤ちゃん達と知り合いなの?」
A「知り合いっていうか…ねぇ?」
片桐「…はぁ
面倒なことにしやがって…」
俺らは仕方なく事情を話すために人気のない公園のベンチに座った
三橋「え、てことは、その子は伊藤と京子ちゃんの娘で、20年後の未来から来たってこと!?」
A「そーそー!」
伊藤「きょ、きょ、きょ、京子ちゃんとの、子供…!?」
京子「私と、伊藤、さんの…」
A「…え、何この2人、ウブなの?
えー…ごめんちょっと無理」
理子「…二人と真逆なのね」
三橋「Aちゃん辛辣ぅ…」
理子「でも、顔はどことなく似てるわ!
目元なんか京子ちゃんそっくりよ!」
三橋「口なんか伊藤じゃねぇか?」
A「えー、やめてよ
なんか複雑」
片桐「A、お前早川京子の家に行けよ
母親だろ
男の家に泊まるよりかましだろ?」
俺は気を使ってるぞ今
Aは俺を知っているかもしれないが、俺はまだ知らないわけで、年頃の男の部屋に女がいるのはどうかと思った
京子「いやいや、無理だよ!
私、親居るし…」
が、俺のその気遣いも跳ね返された
俺は、赤坂理子の方を見るとブンブンと首を横に振られた
理子「うちも、お父さんが居るわ!
頼めば許してもらえるだろうけど、なんて説明すればいいか…」
135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さ??♀?(プロフ) - 続きめっちゃ気になってます!!! (2021年5月9日 1時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
アホ犬 - うわぁぁぁ!!めっちゃ好きです!! (2020年8月10日 5時) (レス) id: f5f8406621 (このIDを非表示/違反報告)
ツキウサ(プロフ) - きちでーすさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年1月7日 10時) (レス) id: 8807d579b5 (このIDを非表示/違反報告)
きちでーす(プロフ) - トリップもの、今日俺でやると面白いですね!更新頑張ってください。 (2020年1月7日 9時) (レス) id: dee570b2ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ツキウサウナギ | 作成日時:2019年12月27日 23時