タイムスリップ【今日から俺は】 (ページ17)

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相良｢そのほっせぇ身体で？｣

A｢え、細い？｣

相良｢細いだろ｣

片桐｢まず、喧嘩出来ることに驚いてんのに開久で番張ってるなんて聞かされたら頭追いつかねぇだろ｣

A｢んー、まぁ、意外って言われるね
あ、写真あるよ｣

Aはけいたいを出して、それを俺らにみせた

A｢これ、私
クラスのやつが撮ったの｣

そこには、開久の制服に身を包んだA

短いグレーのスカートに短ランに、前は空いてて中には紺色のTシャツを着ている

靴はやっぱりヒールだ

これもやっぱり10cmはあるんだろう

ネックレスにブレスレットに指輪にピアス

チャラい

その後ろにあるのは、綺麗になった開久

…所々窓割られてんの気になるな

相良｢…これマジか？｣

A｢まじまじ～
でも、さっきのおにーさんたちのあれ本気？
じゃないよね？｣

片桐｢女相手に本気は出さねぇと思うぞ｣

A｢次は本気で勝負だねー！｣

いぇーい！と一人盛り上がるAの頭を、相良が軽く小突いた

相良｢女が辞めとけ｣

A｢いーじゃーん！
こー見えて、案外強いんだよ？｣

そりゃ、開久の番になる女なんだ

余程つえーんだろう

片桐｢お前、それ未来の伊藤は知ってんのか？｣

A｢頭になった一週間後にバレちゃった！｣

相良｢で、怒られたか？｣

A｢なんかすごく心配して泣いてたけど無視してやった｣

相良｢反抗期かお前｣

A｢多分｣

相良｢それ絶てぇ反抗期だからな｣

だろうな

A｢でも、女の子いない開久って違和感あるな～
この校舎もだけど｣

片桐｢俺らからしたら、女がいて綺麗になった校舎の開久の方が違和感だ｣

A｢だよね～
それ言ってた～｣

相良｢お前、ほんとに未来から来たんだな｣

A｢え、信じてなかったの？｣

相良｢信じてなかったというか、改めて確信？したんだよ｣

A｢なら初めからこれ出せばよかった～！｣

片桐｢案外抜けてんな｣

A｢めっちゃしつれーだよそれ｣