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裕翔side
あの一件以来、涼さんの前では出さないようにしてた
カメラ。でも今日だけは、どうしてもこの空間を形に
残したかった。
宏太>いいよ、撮っても。
裕翔>えっ、いいんですか?
大貴>うん。ただ、涼ちゃんの視界にはなるべく入ら
ないようにしてあげて。
裕翔>もちろんです。ありがとうございます!
そうして、久々の花火を楽しみつつ、涼さんの視界に
入らないように気をつけながらシャッターを切った。
色鮮やかな花火が放つ光にみんなの顔が照らされて、
とても綺麗だった。
裕翔>綺麗だったな〜。
漂う煙と火薬の匂いが鼻を掠める。カメラをそっと鞄
に入れて、再びみんなのところに戻った。
涼介>終わっちゃった〜。
光>二セットくらい買えばよかったかな。
こういうのは少し名残惜しいくらいがちょうどいい気
がするのは、俺だけかな。
宏太>…よし、片付けようか。
光>うん、そうだね。
みんなで分担して、片付けをする。といっても、ゴミ
は花火の燃え殻くらいだけどね。
雄也>忘れ物した人いない?出発するよ?
>はーい。
片付けを終えたら荷物を持って、来た時と同じく雄也
さんの車に乗り込む。
裕翔>楽しかった〜。
侑李>楽しかったね。
慧>大ちゃん焼けた?
大貴>うそ、日焼け止めちゃんと塗ったんだけどな。
車内でも話は尽きなくて、まるで遠足帰りのバスの中
みたい。疲れもあるけど、それよりも楽しかったって
気持ちの方が強い。
宏太>涼介、爆睡だな。
大貴>ほんとだ。
そんな声に振り返ると、夢の中にいるらしい涼さんは
少し微笑んでいるように見えた。その手には、一緒に
拾った貝殻が入った袋を大事そうに握ってる。
大貴>でも顔色も悪くはないし、調子が悪いわけでは
なさそうだね。
宏太>それなら安心かな。
ホッとしたような薮さんの顔を見て、なぜか自分まで
心が暖かくなった。
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aki(プロフ) - SnowJUMPさん» 感想ありがとうございます…!気に入っていただけて何よりです☺️ (2022年12月25日 21時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
SnowJUMP(プロフ) - 書いてくださりありがとうございました!めちゃくちゃ良かったです! (2022年12月25日 17時) (レス) id: b39df022db (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ちくわ。さん» お返事、順番前後してしまいすみません!先日、リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - ぎょうさん» お返事遅くなりすみません…!先日、リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - SnowJUMPさん» お返事遅くなりすみません…!先日リクエストいただいたお話を続編で更新いたしました! (2022年12月25日 12時) (レス) id: e4cdeb2297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2022年4月30日 22時