JUMP's TREE

海水浴 ページ38

宏太side

涼介＞薮さん。

宏太＞ん？どうした？

いつものようにダイニングでのんびり過ごしていると、涼介が何か言いたげな様子でそっと近づいてきた。

涼介＞今度の交流会、みんなで海に行けたら…なんて。

宏太＞え、海？

驚いた。最近ちょくちょく裕翔くん達と外出すること
が増えてきたとはいえ、涼介が自ら外に出たいと言う
ことは少なかったから。

宏太＞うん、いいと思う。今日の夕飯の時みんなにも
話してみようか。

涼介＞ほんとですか！ありがとうございます。

宏太＞楽しみだね。

涼介＞はい！

今日は特にイレギュラーなことはなく、いつも通りの
一日。夕方を過ぎると続々とみんなが帰宅してくる。

光＞ご飯できたよ〜。今日は久々に全員集合だね。

裕翔＞ですね〜。

雄也＞おっ、美味そう〜。

慧＞いつもありがとねぇ。

今日は久々にみんなが集まれて、光のご飯をみんなで
食べる。

侑李＞そういえば、もうすぐ15日ですよね。今回は、
何かやること決まってるんですか？

宏太＞あぁ、そうだ。涼介〜、朝の話、みんなにして
あげてよ。

涼介＞あ、分かりました。

大貴＞なになに、何かやりたいことあるの？

涼介＞…みんなで海に行きたいな〜、と思って。

侑李＞海？

慧＞確かにみんなで行ったことないね。行っちゃう？

光＞俺は賛成だよ。入れなくても、見るだけで楽しい
と思うし。

裕翔＞そうですね。海なんて、小学生以来かもです。

雄也＞ちょうど休業日だから俺んとこおいでよ、あれ
だったら車も出すよ。

宏太＞おっ、いいね！

思ったよりみんなのリアクションはよくて、満場一致
で今度の交流会の行き先は海に決まった。

侑李＞涼介、よかったね。

涼介＞うん、楽しみ〜！

今からウキウキな涼介。雄也も協力してくれるみたい
だし、心置きなく楽しめたらいいな。

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