JUMP's TREE

絵本の力 ページ29

涼介side

今日もみんなが仕事に出かけた後、掃除と洗濯に取り
掛かる。

宏太＞ご機嫌だね、涼介。何の歌？

涼介＞おはようございます。僕歌ってました？んー、
何の歌かな。どこかで聞いたんだろうけど、思い出せ
ないや。笑

掃除機をかけながら無意識に鼻歌を歌ってたみたい。
恥ずかしくてちょっと照れちゃった。

宏太＞あははっ、そっか。なんかいいことあったの？

涼介＞これといったことはないけど、最近なんとなく
調子がいいみたいです。

宏太＞おぉ、いいことじゃん。何か手伝うことある？

涼介＞そうだなぁ…洗濯がもうすぐ終わるので、干す
の手伝ってもらえますか？

宏太＞わかった。

一通り掃除機をかけ終えたところで、洗濯が終わった
のがわかった。

涼介＞はいは〜い、今行きますよ〜。

濡れた服は結構重たくて、今日は量も多いから洗濯機
から取り出すのには少し苦労した。

涼介＞…よいしょ、ふぅ…。

宏太＞ごめん、取り出すの手伝えばよかったね。カゴ
俺運ぶよ。

涼介＞いいんですか？ありがとうございます。

宏太＞お安い御用だよ。

外に出ると、雲もほとんどなく気持ちのいい晴れ模様
だった。

光＞ただいま〜。

涼介＞おかえりなさい〜。

宏太＞おかえり！

薮さんと二人でたわいもない話をしながら、洗濯物を
干す。しばらくすると食材の買い出しに行ってたひか
さんが帰ってきた。

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