悪女にハメられた女の子はあの人の妹

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及川「っちょっと！これはどういうこと！？」



「Aちゃんがっ…」



岩泉「Aが、やったのか…？」



「私の立場が危ういからって……」





及川さんに抱きついて、嘘泣きをする茜ちゃん。


一体なんのお芝居を見せられてるのか…。





花巻「Aがやったって…」



及川「…信用してたこの約２年間が バカバカ しくなってきた。」




及川さんのその言葉に、私は胸をえぐられた気分になった。




『……私も、及川さんのことを信用してたこの２年間が バカバカ しくなりました。』



及川「は？」



『何を言っても信じてもらえないこと分かってるので何も言いませんが…

少しは茜ちゃんを疑う素振りくらい見せて欲しかったです』




私はその場を後にした。




国見「あ、Aさん」



『くにみん、今日は１人で帰らせて』



国見「っえ、ちょっと…！」




…私は信じてた。


茜ちゃんが何をしても、この２年間やってきたものがあるから私を信じてくれるって。



なのに及川さんは、100％私のせいにしていた。





『・・・そんなもんだったのか』




思ってたよりも酷く傷つくものなんだね。



私は一滴涙を零して、家に帰った。

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