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その勝己の笑顔は私しか知らなくていいと、思っていた。
なのに……！！
握る拳に力を入れた時、勝己と目が合った。
ハッとした時には、勝己は私の近くにいて「まだ帰らねぇんか」そう言った。
『…いや、帰るよ』
「友達は」
『入院したみたい』
「…そうかよ」
続かない会話。帰ればいいものの、ここで引きたくない…何故かそう思った。
そして無言の状況を破ったのは、ウラビティだった。
「爆豪くんのお友達？」
なんて返すのがベストなのか……うんって言っていいのか、ただの他人と言うべきなのか悩んでたとき
「…ちげぇわ、前にキーケース拾ってもらって１回飯食った仲だわ」
嘘ではない。…けど、ご飯食べたなんて嘘。
麗日「そうなんやね〜！てっきり彼女かと…」
「アホか！！」
あーぁ、もう何度悲しい思いをしたらいいの。
こうなることは目に見えていたのに、この思いを認めたのは私なのに…
やっぱりケジメ付けるべきなんだよ。
「じゃあ私次の現場行くね、爆豪くんまたね」
「テメェにもう会いたかねぇわ！！！」
「またまた〜」
可愛らしいウラビティの背中を見ながら、私はゴクンッと唾を飲んだ。
そして私は勝己に『さよなら』そう告げて、その場から去った。
もう勝己に会わない。会っても目を合わせない。
もう忘れる努力をしよう、こんな辛くて叶うはずのない恋を…そんな思いを込めて、私は勝己…爆心地から離れた。
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桃兎(プロフ) - 完結おめでとうございます！！とっても面白かったです！！２人のその後が凄く気になるお話でした！！新作も楽しみに待ってます。 (2018年6月14日 19時) (
レス) id: 9061695b3b (このIDを非表示/違反報告)
ポム - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2018年6月10日 14時) (レス) id: 3ffa720f78 (このIDを非表示/違反報告)
ハニートースト 通称,ハニトン！(プロフ) - 更新ファイトです！ (2018年6月9日 20時) (レス) id: b6696be840 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - ウミナさん» ありがとうございます！！( ^^ ) (2018年6月9日 18時) (レス) id: 740b65d6a2 (このIDを非表示/違反報告)
ウミナ - 更新楽しみにしてます。応援してます（・・ゞ） (2018年6月9日 0時) (レス) id: 2748974c4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん
| 作成日時：2018年6月8日 6時
