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比較的都市部にある、大きくて綺麗な水族館。
入場してすぐの待ち合わせ場所でソアとチャニョルさんを待っていた。
受付のすぐ横にはこの水族館のキャラクターらしい、可愛らしいペンギンのパネルが設置されている。
…なんかオッパみたいだなぁ、って考えてすぐ頭をぶんぶん振った。
SE「…A?」
「ん、何?」
SE「ほか事考えてたでしょ。」
「…ううん、何でもないよ。」
多分ここでオッパのことを考えてたって言ったら、セフニは良くない気分になるよね。
でも、今どこでどうしているかわからないオッパのことは、当然だけど心配だ。
SE「あ、ヒョンとソアさん来たよ。」
「…え、あ!ソアー!チャニョルさんー!こっちです!」
満面の笑みでぶんぶんとこちらに手を振る2人に負けないように、私たちも手を振り返した。
…あ、またはしゃぎすぎて子供っぽいって思われないようにしなきゃ。
SA「Aー!どうしたの今日めちゃくちゃ可愛いじゃん!いつも可愛いけどさ!セフンさんもかっこよくてお似合いだわ。」
CY「ほんとだAちゃん可愛いー!セフニもかっこ…いい…な口説いた訳じゃないよセフニ、そんな怖い顔しないで俺が悪かったって。」
SE「わかってると思いますがAを口説くなんて100年早いヒョンでも容赦しないです。」
何やら不機嫌そうなセフニとチャニョルさんの掛け合いをひと通り終わらせて、私たちはデートを楽しむことにした。
ソアも可愛いしチャニョルさんもかっこいいし、二人の方がよっぽどお似合いだと思うけどなぁ。
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「もうすぐ始まるね!楽しみだなぁ!」
私はイルカショーの最前の席でわくわくしていた。
だってこんな間近でイルカショーが見れるんだよ!
SE「…可愛い…。じゃない、楽しみだね。」
CY「うわー緊張してきた!ソアどうしよー絶対濡れるよな!まって濡れてるソア想像したら」
SA「本当に喋らなければイケメンなのにねガッカリだわ。」
チャニョルさんの扱いはセフニでも彼女でも変わらないのね…。
もうすっかりソア大好き惚気チャニョルさんになってる。
でも、最前席って濡れるよね…?
まって、チャニョルさんじゃないけど濡れてるセフニを想像したら耐えられない。
かっこよすぎて心臓が持たない。
「セフニ!絶対濡れちゃダメ!私が危ない!」
SE「…え?」
もちろんその後濡れてずっとセフニのことを見れなかった。
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りん(プロフ) - 年上の女性のいたいところ…セフン頑張って! (2019年12月9日 7時) (レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nel_ | 作成日時:2019年11月12日 19時