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「う…。」



お腹に重たい感じがして目が覚める。



赤「Aー!おはよ!」



「うわ…夢じゃなかった。」



朝一番にその顔見ても全然嬉しくないんですけど。



赤「なに嫌そうな顔してんねん!ニコニコ天使ちゃんやぞ!」



「悪魔だよね?意味わかんないこと言わないでね。」



尻尾をふりふりしてご機嫌みたいだけど、私は穏やかじゃないからね。



てか尻尾ふるって犬か!



…そう考えたらちょっとかわいいかも知れない。



「もうリビング行くから話しかけないでね。」



赤「えぇ〜、構ってくれへんの?まあ勝手に話しかけるけど。」



もうこの子に言っても無駄だろうから無視して階段を降りる。



リビングにはのんちゃんと智くんが居た。



緑「A、おはよ。」



桃「おはよー!」



「ふたりとも、おはよう。」



んー、智くんの爽やかな笑顔は元気をくれるしのんちゃんの笑顔も癒される!



最高な朝だな〜!



…この悪魔を除けば。



赤「え、そんな睨まんでや。俺まだなんもしてへんで?」



まだって事はこれからするってことじゃん。



うわ、何か企んでる顔だ…。



緑「ふたりともご飯食べてや〜。昨日のハンバーグ温め直しただけやけど。」



桃「神ちゃんありがと〜!んまい!」



「あ、じゃあ私もいただきます。…おいしい。」



智くんは天才的にご飯作るの上手だし、ぜひお嫁に、じゃなくて夫になってほしい。



赤「うわ〜気持ち悪いこと考えてんねんな…。引くわ…。」



もうほんとうるさいなぁ。



私の平穏なシェアハウス生活を乱さないでほしい。



とはいえ、智くんとのんちゃんが私の言うことを信じるかちょっと探りは入れておきたい。



…信じてもらえるなら、私が頭のおかしい人だと思われることも無くなるわけだし。



「…あのさ、突然だけど悪魔って居ると思う?」



桃「急にどうしたんA?」



緑「ん〜、俺はいると思うなぁ。」



桃「神ちゃんマジか。俺はおらへんと思うねんけど。」



「そっか、そうだよね。うん。」



私だってダイキくんと会ってなかったら信じてなかっただろうし。



でも、ひょっとしたら智くんなら信じてもらえるかも。



私は少しの期待を込めてこの話を智くんにしようと決意した。



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るる(プロフ) - 可愛川麗華さん» コメントありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました。見切り発車なのでどうなるかわかりませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです〜。私も占ツクに癒されているので、そう言って頂けて嬉しいです。頑張ってください! (2019年5月16日 18時) (レス) id: df8bf74651 (このIDを非表示/違反報告)
可愛川麗華 - 凄く面白いです。毎回見させて頂いているのですが、仕事で疲れた時などは、るるさんの作品を見て疲れを癒してます!講義中などの時に思い出していつもニヤニヤしてます!それほど楽しみにして読ませて頂いてます。いつまでも応援してます。お互いに頑張りましょう! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 03ed3147e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2019年5月14日 17時

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