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黄「まあ…日本人の悪魔もいるんでしょうね。ダイキみたいな。」



「…はあ。」



とりあえず頷いてみたけど、ほんとに何なんだこの会話は。



黄「じゃ、このカードお渡しします。もう僕は所有者じゃないので。」



「うわ…んん、すみません、ありがとうございます。」



中間さんが差し出した赤いカードを受け取る。



ご丁寧にカードにダイキって書いてあるじゃん。



「…あの、なんで所有権が移ったんですかね?」



黄「…それは僕にもわかりません。」



ちらっと上を見るとニヤニヤしてるダイキくん。



赤「んあ?そんなん気まぐれやで?強いて言うならAが可愛かったから!」



「は?じゃあ前の時はどうして中間さんに移ったの?」



赤「いじりがいあっておもろそうやったから!」



黄「ダイキ、お前ほんまええ加減にせえよ、」



うわ…、苦労してたんだな中間さん。



いや同情してる場合じゃない。



だって次は私ってことでしょ?



…しかも、あの感じだと次に所有権が移るのはいつになるかわかんないだろうし。



「あの、ダイキくんは何か能力があるんですよね…?一応悪魔なんですし。」



悪魔って人の魂を取る的なことしてなかったっけ?



…あ、私死んだ後ダイキくんに魂取られちゃう系?



黄「あ〜、特にないみたいですよ。こうやって空飛んだりイタズラはするけど、魂取ったりはしないみたいです。あと物には触れるけど人には触れないから安心してください。」



あ、そうなのね。



いやそれ悪魔?まあいいけど。



黄「まあ、一緒に居るうちに彼のこともわかると思いますから。悪いヤツじゃないんで、また困ったことがあったら連絡してください。これ僕のLINE。」



「どうも、ありがとうございます…。たぶんすぐ連絡します。」



赤「何しれっと連絡先交換してんねん淳太!Aは俺のやぞ!」



どっちのにもなった覚えはないんだけどな。



とりあえず外にいる時は全面無視でいかないと、私の社会的立場が崩落する。



しかもこんな話誰にも信じてもらえないだろうし。



「…はぁ。」



中間さん苦笑いしてるし。



もういいや、今日は家帰って寝よう。



多分これは悪い夢だ。



寝て起きたら何もなくなってるよ。



黄「財布、ありがとうございました。じゃあ、また。」



「はい。…また。」



カフェを後にして帰路につく。



疲れた。寝よ。



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るる(プロフ) - 可愛川麗華さん» コメントありがとうございます!こちらこそリクエストありがとうございました。見切り発車なのでどうなるかわかりませんが暖かく見守ってくれると嬉しいです〜。私も占ツクに癒されているので、そう言って頂けて嬉しいです。頑張ってください! (2019年5月16日 18時) (レス) id: df8bf74651 (このIDを非表示/違反報告)
可愛川麗華 - 凄く面白いです。毎回見させて頂いているのですが、仕事で疲れた時などは、るるさんの作品を見て疲れを癒してます!講義中などの時に思い出していつもニヤニヤしてます!それほど楽しみにして読ませて頂いてます。いつまでも応援してます。お互いに頑張りましょう! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 03ed3147e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nel_ | 作成日時:2019年5月14日 17時

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