プロローグ ーPrologー ページ1
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ーー国営カジノ。
そこに「存在」することが許された、富者の戯れの場。
物語が結ばれる、一つの終幕の場所。
傲慢な富豪の成れの果ても、
慎ましやかな青年の成功した姿も。
様々な者の姿を見届け、物語の本を閉じてきた。
少女は、そこで今生を過ごしていた。
「ーーそれでは、
今日も少女は、高らかに物語の
何も変わらない、少女の「いつも通り」。
そんな「いつも通り」は、些細なことから解れ、崩れていく。
いつの日か、少女の物語も
微かなドアの軋む音。
ーーそれが、喧騒に紛れてカジノに響いた。
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ゆうり - 初コメ失礼します!サンタクロースから読んでます!とても面白いです!応援してます!頑張ってください! (2019年7月1日 17時) (レス) id: 616da87ebb (このIDを非表示/違反報告)
甘夏れもん(プロフ) - 風空さん» 風空さん、ありがとうございます! こちらの作品も頑張るので、どうかよろしくお願いします! (2019年5月6日 9時) (レス) id: ba879bf840 (このIDを非表示/違反報告)
風空 - わ、新作……!私、甘夏れもんさんの前作の作品から見てて……新作って聞いて飛んできちゃいました!更新楽しみに待ってます!自分のペースで頑張ってください! (2019年5月6日 2時) (レス) id: 7d8b5dcb68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘夏れもん | 作成日時:2019年5月5日 19時