9話 ページ13
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継国家と高専は意外と近かったみたい。
継国家から10分ぐらい歩くと見えてきた和風の大きな建物。
ちなみに愈史郎さんは、輝利哉の所へ私の存在を伝えに行く。と言って去っていった。
高専に足を踏み入れると、二年生?に向けられる好奇の視線。
誰に対してかは分からないけど、軽蔑の視線も感じられた。
「誘拐か?」
緑の髪の、綺麗な人がそう呟く。
・・・誘拐?
『誘拐じゃないです。いや、誘拐に近いのかな…?』
高専に行こっか。
って言われて来たし。
何も説明されずに連れて来られたから誘拐に近い?
「誘拐な訳ないでしょ〜、僕をなんだと思ってるの。」
「見た目変質者」
「明太子」
「ウザイ」
二年生達が一斉に五条様の悪口を言う。
それがおかしくてつい笑ってしまった。
「この子、14歳だけど高専に入ることになったから仲良くね。」
えっ、私そんなの知らない。
説明してよ。
そう思って五条様…高専に入るから先生か。
五条先生に視線を送ると、あからさまに目を逸らされた。
遅かれ早かれ高専に入る予定だったから別にいいけど、説明してほしかった。
「ちゃんと義務教育受けさせないと駄目だろ。」
パンダがそう言う。
・・・パンダ?
呪力が篭ってるから呪骸かな。
「しゃけしゃけ。」
こっちの人は呪言師か。語彙を絞ってるってことは狗巻家の人だ。
『あの、私、ずっと学校行ってないので高専に入ってもそんなに支障はないですよ。』
五条先生を除く全員に驚きの表情で見つめられ、少し戸惑う。
『学校には行かず、勉強は家庭教師が教えてくださっていたんです。だから学校には名前だけある感じですね。』
説明すると納得したような表情を見せた釘崎さん達や、二年生達。
それを確認すると五条先生は私の方を向き、こう言った。
「じゃあ学長のとこ行くよ。あ、野薔薇達は蒼神の日用品とか買ってきて〜。
何も持たず家出てるから。」
・・・確かに、何か持ってこれば良かったかも。
そんな後悔をしながら、まだ見ぬ学長はどんな人かと想像を膨らませていた。
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朝起きたらお気に入り登録者数が200人超えてるとか夢ですか?・・・夢ですね。
本当にありがとうございます!!
(番外編は星が赤色に染まった時に書きます)
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果鈴(プロフ) - 星猫さん» 鬼滅の刃、呪術廻戦、ハイキュー、約束のネバーランド、文豪ストレイドッグス、暗殺教室、ヒロアカです。暗殺教室とヒロアカは少し知ってる程度ですが……。 (2021年3月20日 8時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月20日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - プスメラさん» プスメラさん初めまして。コメント、応援ありがとうございます。この小説のオチは決めていないので、今後アンケートという形でオチを決めたいと思っています。折角コメントして頂いたのにすみません。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 果鈴さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年3月3日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
果鈴(プロフ) - ましゅふわさん» ありがとうございます!頑張ります!一般入試…ですか。全力出し切りましょう!(偉そうにごめんなさい) (2021年3月2日 19時) (レス) id: 71e0ecb3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果鈴 | 作成日時:2021年2月25日 19時