chapter 2 ページ3
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きらきら、ちかちか。
「輝いてるのになぁ……」
屋外の水道、12個のスクイーズを洗いながら、そっとつぶやく。
「何が??」
「そりゃもちろん、山口くんが、って……」
うわぁ!、なんて。
間抜けな声が出ちゃうのも、許してほしい。
「びっくりしすぎでしょ。」
フッと軽く鼻で笑って、せいたかのっぽの月島くんが、隣の水道をひねる。
「月島くんが急に声かけるからじゃん……」
手に持つタオルを濡らして、絞って、汗を拭いて。それを、2回。
それから眼鏡を戻して、じっとこっちを見た。
「で?佐藤さんには山口が好きなの?」
まさか月島くんが恋バナ(?)をするなんて思わなくて、びっくりしてスクイーズを落とす。
こん、と間抜けな音がした。
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あめ - 面白いです!!更新楽しみにしてます… (2022年2月8日 19時) (レス) id: aca36a2c7b (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 山口忠の小説が少なすぎるので嬉しすぎますし、面白いです…更新楽しみにしてます! (2021年3月23日 2時) (レス) id: 85ad8c6978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地下2階 | 作成日時:2021年3月18日 23時