三月七日 ６個目 XXX�� ページ6
「そんなの、謝る必要なんてないのに！私は、Aと柊先生が一緒にいるの見て気づいたもの。とっくの昔に。」
『えっ？』
そんなの初耳だ。一体いつから。
「三年の春、遊園地行ったことあるでしょ？三人で。Aが迷子になって柊先生と二手に別れて探してる時、見ちゃったの。
キスしてるとこ。…最初はびっくりしたけど、気づいたの。Aの心に寄り添ってるのが柊先生なら。それでAが幸せになれるならって…。
私だって嬉しいし、Aが笑顔なら良いやって。…本当にどんどん明るくなって幸せそうだった。景山さんが自 殺して、Aがあんなことが起きるまでは。」
お姉ちゃんの言葉に涙が滾る。けど、ねぇ。私たち遊園地なんていつ行ったの。思い出せない。
「だから、一つだけ約束して。私は、信じてるから。Aと柊先生のこと。
だから…絶対この10日間が終わったら帰ってくるって。」
その言葉に胸が締め付けられる。だって、私は、先生と死ぬのに。最後の日が来たら死ぬつもりなのに。
『お姉ちゃん本当にありがとう。大好き。お姉ちゃんだけだよ。私の大好きな家族は。
…でも、ごめんね。』
そう言うと通話を終了させる。私は、その約束を果たすことなんてきっと、できない。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「そうか。頑張ったな。」
先生は、私のことを抱きしめた。私も涙を流しながら抱きしめた。
『先生。私たち、三人で遊園地行ったことある？』
私は何を忘れてるの？一体何を。思い出せないことに苦しみを感じる。
「…さぁな。行ったかとしれないし、行ってないかもしれない。覚えてないなぁ。俺は。」
そうやって言葉を濁す先生。何時もなら、ムッとするが、今はただそれが有難くて。心が軽くなる気がして。
先生の腕の中で静かに泣いた。
泣き疲れた私は、気づけば、眠っていて先生に簡易ベッドに寝かされていた。
先生が、椅子に座って
「甲斐に抱きしめられたのは妬いたなぁ…。明日お仕置きするか…。いや…。逆か…？」
なんて変なことを悩んでることなんて知りもしない。
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お待たせしました！明日は、更新できるかわかりません！多分少しは出来ると思うんですが！
前作、全前作多くの評価、お気に入り登録ありがとうございました！
今作もよろしくお願いします！
誤字酷かったので所々訂正しました！
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語夏(プロフ) - 蒼炎さん» 最新作にもコメントくださり、ありがとうございます！！本当に長い間待ってくださってありがとうございます。迷惑ばかりおかけして申し訳ないです！！なんとか亀ペースながらも更新できるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 04c826bf0b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - しろさん» 続きが楽しみと言ってくださったのに1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！更新したいという気持ちはあるのですがなかなかリアルが忙しくまだかなり遅いペースになってしまいますが、気長に待っていて欲しいです...。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 千歳さん» 本当に何ヶ月もお待たせしました！急に更新が止まってしまってすみませんでした！！コメントまでわざわざありがとうございます！！これからも期待に応えられるようにカメさんペースにはなりますが、更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美さん» 大変お待たせしました！！本当に遅くなってすみません！！楽しみだと言ってくださったのに本当に罪悪感でいっぱいです...。これからも今までのペースとは違いますが更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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