三月七日 ６個目 XXX�� ページ5
『おかえりなさい。先生。』
先生は、何も言わず、椅子に座る。まだ私に怒ってるんだろか。
『どうするつもりなんですか。お姉ちゃんに聞かれちゃまずいものも聞かれたんじゃ？』
「安心しろ。聞かれたらまずい所は、ミュートした。それに、事前に一人になって声を出さず聞いて欲しいとメッセージを送った。」
最初から私に隠れて電話する気満々だったらしい。私が言えないことを分かっていたのか。
『お姉ちゃんと電話したよ。』
先生は、それを聞いた瞬間驚いたようにこちらを振り向く。電話するなんて、はなから思っていなかったらしい。
『結局最後は一方的に切っちゃう形になったけど。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『もしもし。お姉ちゃん。』
「A！？本当にA？」
『うん。今、一人？』
ほかの先生には極力聞かれたくない。お姉ちゃんの肯定が聞こえた。どうやら、一人らしい。
『お姉ちゃんに謝らないといけないことがあるの。…もう聞いたと思うの。けど、ごめん。隠してて。お姉ちゃんには、これ以上心配かけたくなかったし、迷惑かけたくなかった。
お姉ちゃん。優しいから、こんなこと知ったらきっと傷つくだろうし、悲しむ。
生まれた時から持病で死ぬこと決まってた。本来より少し早かったけど、もう癌になっちゃった。手遅れなんだ。』
お姉ちゃんの声が聞こえない。けど、すすり泣く声が聞こえた。
『あのね。信用してないとかじゃないの。信用してるから。大切だったからこそ言いたくなかった。
お姉ちゃんのこと大好きだから。』
「私は…教えて欲しかった。支えになりたかったの！頼りにならなくったってあなたのことを一番、傍で支えたかった！
…だから、今、すごく悲しいの。」
分かってるよ。お姉ちゃん。だからこそだよ。きっとお姉ちゃんにそんなこと言われたら、されたら私が耐えられない。
その優しさに泣くのを我慢できないことなんて簡単にわかる。
頬に雫が伝うのがわかった。
『お姉ちゃん。楽しかった。すごく。お姉ちゃんのおかげで幸せだと思うこといっぱいあった。…もう一つ謝りたいことある。
私ね、柊先生のこと、好きになっちゃった。お姉ちゃんの方が先に好きになったのに。』
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語夏(プロフ) - 蒼炎さん» 最新作にもコメントくださり、ありがとうございます！！本当に長い間待ってくださってありがとうございます。迷惑ばかりおかけして申し訳ないです！！なんとか亀ペースながらも更新できるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 04c826bf0b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - しろさん» 続きが楽しみと言ってくださったのに1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！更新したいという気持ちはあるのですがなかなかリアルが忙しくまだかなり遅いペースになってしまいますが、気長に待っていて欲しいです...。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 千歳さん» 本当に何ヶ月もお待たせしました！急に更新が止まってしまってすみませんでした！！コメントまでわざわざありがとうございます！！これからも期待に応えられるようにカメさんペースにはなりますが、更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美さん» 大変お待たせしました！！本当に遅くなってすみません！！楽しみだと言ってくださったのに本当に罪悪感でいっぱいです...。これからも今までのペースとは違いますが更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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