浮気彼女とアイドル【平野紫耀】

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紫耀「A、ごめんな、」



















朝、起きると

紫耀はいなかった






リビングへと行くと

置き手紙がひとつ











なんだろう、

違和感を覚えつつ、手紙を開く











┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

Aへ


実は今日から半年間、アメリカでレッスンを受けたり撮影をしたり、たくさんの仕事が入ってしまいました



Aの悲しむ顔見たくなくて、言えなかった


言えなくて、ごめん



連絡とったりAのこと考えてたら、
不安になって仕事できなくなりそうだから、

Aの連絡先は消しますごめんね







でもちゃんとAのところに帰るから


大好きだよ

信じてまっててください







紫耀より
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





















ねえ紫耀、








なんで置いてくの？



















なんで、








どーして何も言ってくれないの



















半年間待つことしかできない私は







外に出る気力も




誰かと合う気力も





笑う気力も










おかしいくらいに

全て失った









失恋したわけではないのに




失恋でもしたかのような、喪失感













ああ、わたし、






こんなに依存してたんだな












離れてみて気付かされる



















ろくに食事もとれないまま
















時間を過ごした



















ほんとに仕事なのかな





ほんとに帰ってくるのかな

















心が弱い私には





信じ切ることができなかった

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