お前ら日常コントの神か【Fischer's】 (ページ47)

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仕掛けちゃうよその5 ページ47

涙が止まってくれない。

こいつらの言葉に胸が熱くなるのを感じる。

でもな。

これドッキリなの！！いい！！？こんなに感動させられちゃうと言い出しにくくなっちゃうの！！

...いつ言えばいいんですか？

『うぅ...』

もう感動の涙だけじゃなくなってきた。ここで「ドッキリです」とかマジで良心が傷む。

シルク「ちょ、お、おい茜...？」

マサイ「な、泣くなよおい...」

そんでもって泣いてんの見て慌ててるしさ。

え？どうすりゃいいのさこれ？

『うぅ...』

こうなりゃヤケだ。

『ありがとなお前ら！！私はFischer'sやめません！！というかこれドッキリです！！！！』

一気にまくし立てると鞄から録画状態のカメラを取り出す。

ずびっ、と鼻水をすすりカメラを1人1人に向ける。

ザカオ「へ...？」

ぺけたん「え、どういうこと...？」

マサイ「...ドッキリ...？」

突然カメラを向けられ、状況が飲み込めていない様子のメンバー。

その顔に向かって全力の泣き笑いで再度告げる。

『はい！今回仕掛けさせていただきました、ドッキリ企画「もし私がFischer'sを抜けると言ったら！」大成功です！』

シルク「え、じゃあ抜けるってのは...」

『ドッキリのための口実ですね』

モトキ「...これからも一緒にバカやれる？」

『もちろん』

皆顔を見合わせ私の方に向き直ると、

一斉に抱きついてきた。

シルク「よっしゃあああっ！！」

ぺけたん「茜～！！」

ザカオ「よかったぁ！」

モトキ「どうしようかと思った！！」

マサイ「びっくりさせんなよ！！」

ダーマ「ったく、何事かと思ったよ！」

ンダホ「わぁあ～茜～っ！」

ぎゅむぎゅむと私に抱きついてくるもんだから、私が7人の成人男性に押し潰される格好になってしまった。

...というかダホ重すぎる！！潰れる！！

『ぐぇえ皆気持ちは痛いほど伝わったから退いて重い重い！！』

シルク「やだ退かない！！」

『なんでだよ！！』

ダーマ「てめぇは暫く潰されてろ！」

『もう潰れてんだけどね！！？』

わいわいがやがやと室内に声が響く。

...あぁ、やっぱこいつらと一緒で良かったな。

ふとそう思った。

多分今回のことはいろんな意味で忘れないだろう。

でも、これで良かったと笑えたら。

それだけでいいんだなって教えてもらったんだ。

「「「「「「「茜おかえり！！」」」」」」」

ーーー
なげぇなげぇw

ドッキリ編、終了！