お前ら日常コントの神か【Fischer's】 (ページ19)

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事件と過去ページ19

濃度87%くらいのシリアス投下します。
伏線貼ってない、こんなの初耳やでって設定結構ありますが、優しくスルーしてあげてください。
そして安定の長編の予感しかない。

？？？Side

目を開けると、そこは真っ暗な闇の中だった。

身体全体に広がる重みから、自分は今まで寝てたんだな...と実感する。

...なんで寝てたんだっけ。

一瞬頭にそんな疑問がよぎったが、すぐにそれは消えた。

なぜなら、

伸びが出来なかったから。

起きた直後によくやる「ん～よく寝たぁ」と言いながらぐ～っと背筋を伸ばすアレ。

あれができない。

原因はすぐに分かった。

手が、拘束されている。しかも結構頑丈に。
それと同時に目の前に広がる闇は「目隠しされているものによる」のだと直感的に悟った。

...待って、何これ？ドッキリ...ではない？

...1回冷静になって状況を整理しよう。

まず、目が覚めたらなんも見えなかった。しかも感覚的に横たわっている。背中は痛くないから、ベッドか布団の上ってところ。手は頭の上で縛られている。ジャラジャラ音がするから、鎖...かな？そんでもって、口も何かで塞がれてる。...ガムテっぽい。

...どういう状態？

整理したら余計に訳わかんなくなったぞ。

...とりあえず今は誰か来るのを待つしかないか。

シルクSide

シルク「なぁ、遅くね？」

今日はザカオとダーマ以外のメンバーで動画を撮る予定なのだが、「あいつ」が来ない。普段遅刻するような奴じゃないし、遅刻する時は必ず連絡が来る。

が、今は全くそれがない。

ンダホ「遅いね。1時間前にそろそろ着くってLINEきたけど...寄り道するんだったらそう連絡くるもんね｣

シルク「こっちから電話しても出ねぇしLINEしても既読もつかねぇ」

マサイ「んー...事故にあったとか...？」

シルク「交通手段チャリだもんな...。確かに事故に巻き込まれたとかも有り得るか...」

俺たちの不安はどんどん膨らみ、どうしても悪い方向へ思考がいってしまう。

ぺけたん「さすがに遅すぎるよね...？変な人に絡まれたりとか、襲われたりとかしてたら...」

シルク「いや、あいつに限ってそれは...うぅん、そうとも言いきれねぇか...」

皆の不安が募っていく。

ずっと黙っていた茜が、ぼそっと呟いた。

『どこ行っちゃったの？

...もっきゅん』

ーーー
早速予想を裏切りましたね。

誘拐(?)されたのは主人公ちゃんではなくモトキくんっていうw

理由は後ほど！