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鬼が四十匹 ページ39

sideなし

ギィィと結野の家から一人の男、坂田銀時が出てくる



「どこにいくでござんすか」



外道丸の質問に何も答えない銀時



「主役が居ないんじゃ酒宴も開けないでござんす」



「主役
アホかただのファンっつったろ
それにこれ以上バカ騒ぎしちゃあ結野アナの耳に入っちまうだろ」



「…しられたくねーんだろ
結野アナのためにこんな騒ぎが裏で起きてたこと
結野アナにしられないように全てを解決するためてめーはついてきたんだろう」



そこまで分かっていたなんてと外道丸は驚く



「じゃあ最初からタダ働きするつもりで
最初からクリステル様に何も伝わらないのを承知でこんな…」



銀時はゴソゴソと懐を探りながら答える



「………ふざけんな
誰がタダ働きなんざするか」



取り出したのは色紙



「後でコレにサイン書かせて送ってくれや」



呆然としている外道丸に銀時はふっと笑う



外道丸は色紙を受け取ってこう言う



「……きっと届けるでござんす
この命に代えても銀時LOVE♡って…
書かせてみせるでござんす」



「あんがとよ」



そういい銀時は再び後ろを向き、歩き出す



「銀時様
クリステル様に知られる事がなくても
あっしは…知ってるでござんす
あっしはけっして忘れないでござんす
ずっと覚えてるでござんす
あっしの大切なもう一人の主を」



「どうか…御達者で」



そう外道丸は銀時の背中に頭を下げる



外道丸はもう遠くなってしまった銀時の背中を見つめた






銀時が家を離れ、角を曲がるとそこには提灯を持った鬼がまるで銀時を送るように並んでいる



「こいつぁ…」



銀時は予想しなかったことに目を見開く



「フハハハハハ!!外道丸よ
流石は結野アナの飼い犬
よく躾がいきとどいている
恩人を手ぶらでかえすが結野のやり方か」



またもや予想もしない人間が現れ、目を見開く



「道満!!なっなんでテメーが生きてんだァァ!!
てめーは…」



銀時が言いかけると隣から新八の声が聞こえる



「きっと届くって言ったじゃないすか」



「みんなの思いが届いたアル」

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斑鳩(プロフ) - ヘアリーさん» うはぁああんんめっちゃ楽しみに待ってます!ありがとうございます!! (2019年7月12日 18時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー(プロフ) - 斑鳩さん» ありがとうございます!!ホウイチ編が終わったらからませようとおもいます! (2019年7月11日 17時) (レス) id: 94667822e6 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - めっちゃ好きです、、(語彙力)虚との絡みが多いと嬉しいです!更新頑張ってください、応援してます! (2019年7月2日 11時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年6月10日 23時

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