私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が三十九匹 ページ38

｢スゴイ…銀時さんのキン○マを治してる間に屋敷もこんなに…｣



｢術者式神総出の大仕事じゃ

暫くは皆江戸守護の任に戻れそうにないのう｣



｢え?じゃあ幕府(おかみ)からおとがめはなかったんですね
江戸中に配した式神を勝手に解いたのがまずいとか言ってましたけど…｣



｢事が事じゃ
あのまま闇天丸をほうっておけば江戸は壊滅していたからの｣



｢首はつながったみたいアルな
良かった良かった｣



｢え?でもそれじゃあ…その闇天丸を呼び出した巳厘野衆は?
何か処断を…｣



｢処断?何故そのようなものが必要なのじゃ
闇天丸復活は誰のせいでもない
一千年を経て封印が弱まった事が原因じゃ

そしてこれを結野衆と巳厘野衆
共に力を合わせて調伏した
違うか｣



｢晴明さん…｣



｢フン……誰かさんが大暴れしたせいで屋敷だけじゃない
結野と巳厘野を一千年にわたって隔てていた大きな壁もあとかたもなくブッ飛んでしまったわ｣



そういう晴明様の目線の先は楽しそうに話している巳厘野衆と結野衆



｢まったくどう責任をとってくれる
クリステルを娶り家督をつぐだけでは足りぬぞ｣



｢ハハそりゃ銀さん喜びますよ｣



｢オイまた政略結婚で悲劇を繰り返すつもりアルか
何にも得ないアルヨあんな甲斐性ナシ｣



｢フン冗談じゃ
だがしばらくは家に帰れると思うな
一族上げての盛大な祝宴が待っておるぞ｣



｢銀時(やつ)はどこへいった
まだキン○マが治らんのか
オーイ｣



｢………一族あげての祝宴か｣



｢どうせならあの人も一緒に飲みたかったね｣



｢道満(アイツ)にもこの空を見せてやりたかったアル｣



そんな話をしていると誰かが近づいてきた



｢ほう｣



｢アイツとは一体誰のことだ｣

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