私の一番キライでスキな生き物4【銀魂】

鬼が三十八匹 ページ37

《＿＿＿長らく雨模様が続いておりますが皆さんどうお過ごしでしょう
天気に引きずられて…暗くなってませんか
元気…なくしてませんか》



色々なものが頭に当たっても何事も無いように笑顔で中継し続ける



《現在江戸の空はご覧の通りの荒れ模様ですがなにも心配はいりません
やまない雨はありません
晴れない雲はありません》



結野アナはてるてる坊主を取り出しいう



《だから元気を出してみんなで一緒に願いましょう》



｢おおおおおおお!!｣



銀時達は力を入れ、歯を食いしばる



《きっと届く
きっと晴れる
天気もみんなの心も》



｢おおおおおおおおおおお!!
いくぞォォォォォォォ｣



｢なっ｣



｢あーした天気になぁ〜〜〜〜れェェェェ!!｣



銀時の木刀が道満の股間から頭まで貫き、屋根を壊して空にまで届く



途端に空がパァァァァァと明るくなる



＿＿＿ああようやく思い出した



ずっと見たかった



ずっと手に入れたかった



でもそれは手繰り寄せれば寄せる程に見えなくなる



俺の隣ではない



《それでは今日の天気
お伝えします
今日の天気は》



《晴れでーす》



太陽(その)隣にあって初めて見えるものであった…



ああ…あの時と…なんら変わらぬ



…いい…笑顔…だ

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