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鬼が三十四匹 ページ33

道満さんは誰彼かわまず攻撃し、建物はもうバラバラだった



「闇…晴明様の法術をも飲み込む圧倒的な闇の力
道満の負の情念もくらいさらに力を増している
もう…あれは誰にも止められない」



「全てを闇でおおうまでアレは…止まらない…」



「!」



「晴明様!!」



晴明さんの式神は晴明さんの元へ助けに行こうとするがそれは晴明さんの「来るなっ!!」という言葉により塞がれた



「外道丸 葛葉
その男とその者達を連れて逃げろ」



そういうと晴明さんは道満さんに握られる



「晴明様ァァ!!」



葛葉さんが近寄ろうとすると外道丸さんが手で止める



「外道丸?!」



「諦めるのはまだ早いでござんす

まだこの男がいるでござんす」



「な…何を言っているの」



「早く治療の続きを右のタマはほぼ治ったでござんす」



「晴明様でさえたちうちが出来なかったのよ
こんなタマ無し男に何ができるっていうの」



「……確かにタマはないでござんす
でもこの男は
…心に決して潰れぬ(たま)がぶらさがっているでござんす」



ムクリッと銀時が起き上がる



「銀時!」



「なっ…何やってんだいアンタ!!
無茶しちゃいけないよ
アンタまだ左のタマが潰れたまま…」



ヨロヨロと銀時は立ち上がろうと足に力を入れた



「タ…タマならもう…外道丸(そいつ)ノイズ通り間に合ってらァ」



銀時は「へへ力入らね」と呟きながら木刀を握る



「タヌキじゃねーんだ
そうタマ袋ばかりデカくされちゃかなわねーよ
バランスよく頼むぜ
たまと来たらお次は(コイツ)だろ」



「鬼とランデブー決めこんでくる
めかしこんでくれや
あの汚ねーケツにブチ込める位の立派なモンを」



晴明さんの体からはボキボキボキと骨の折れる音が聞こえる



「があああああ」



晴明さんはゴハッと血を吐く



「晴明さんん!!」



「何やってるアルかァァ!!お前ら
もう敵だ味方だいってる場合じゃないネ!!
このままじゃ結野家も巳厘野家も全部ひっこぬかれて江戸はなんにもなくなっちゃうネ」



「力を貸してください!!仲が悪くても皆江戸を護ろうとする目的は一緒です!!」



「逃げろ…といってるのがわからんか」



「妹萌えぇぇ!!待ってるネ!!今スグ助けるアル」



「これも…結野と巳厘野に生まれた者の運命か
どれだけ足掻こうと1000年前から続く因果の輪から抜け出すことは叶わぬか」

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斑鳩(プロフ) - ヘアリーさん» うはぁああんんめっちゃ楽しみに待ってます!ありがとうございます!! (2019年7月12日 18時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー(プロフ) - 斑鳩さん» ありがとうございます!!ホウイチ編が終わったらからませようとおもいます! (2019年7月11日 17時) (レス) id: 94667822e6 (このIDを非表示/違反報告)
斑鳩(プロフ) - めっちゃ好きです、、(語彙力)虚との絡みが多いと嬉しいです!更新頑張ってください、応援してます! (2019年7月2日 11時) (レス) id: e4a4760cd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2019年6月10日 23時

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