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三十二話 返せ ページ36

執務室を出ると二人は早速、探偵社へ向かった。異能力戦争真っ只中にやって来た彼等が当然歓迎される訳も無く、直ぐ様武器や異能に囲まれる。


「一体何の用だ!」


手帳の頁を拳銃に変え、紫葵の頭を狙う様に銃口を向ける国木田。少吾と紫葵は顔を見合わせた。此処で戦っても善いが…それだと面白くない。

二人は頷き合うと危害を加える意思は無いという意味を込めて掌を見せて両手を挙げた。


「落ち着けよ眼鏡殿」

「襲撃ではないので、御心配無く」

「信じられると思うか?」


武器を下ろさない彼等を見て、二人は態とらしく溜息を吐くと、懐から其々拳銃を取り出して床に投げる様に捨てる。

此れで善いだろ?と少吾は笑った。国木田は少し迷ったが、谷崎に拳銃を回収させ、自身も武器を仕舞った。そして鋭く二人を睨み付け何の用か問う。


「要件を云え」

「そっちにマフィアの美少女居るだろ?返してくれよ」

「仲間の奪還か」

「そんなに殺気立たないで下さいよ。私達、今はマフィアではないので」


紫葵の発言に国木田達探偵社社員は訝しげに二人を見詰める。敦と谷崎の報告で彼等がマフィアだという事は既に知っている事だ。白々しい嘘なのか、別の意味があるのか。

何にせよ怪しい事に変わりは無い。そんな彼等の視線に少吾が答えた。


「俺達は今、"ポート・マフィア"じゃなくて"高瀬舟の部隊長"として探偵社と話をしに来たんだよ」

「高瀬舟…?」

「ポート・マフィアであり、ポート・マフィアではない存在。普段は独立していますが、必要とあらばマフィアとして動く」


まぁ俺達は普段もマフィアだけど。少吾がそう付け足し、更に意味が判らなくなる。謎は深まるばかりだ。


「これ以上教える必要はありません。取り敢えず今はマフィアではないという事を判って下さい」

「んで早速なんだけど、俺達の仲間…高瀬舟部隊長が一人、月竹カグヤを返せ」

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川夏(プロフ) - すずらん。さん» 何で貴方が答えるんですかby紫葵 (2018年1月2日 20時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)
川夏(プロフ) - 寝夢さん» すみません、有難う御座います! (2018年1月2日 20時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)
すずらん。(プロフ) - あ、マジだ…おい!紫葵!作者は何やってんだよ!by怒りの小吾 (2018年1月2日 20時) (レス) id: 489dc4e8ab (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - トップの「清原小吾!」が「清原少吾!」になってますよ〜 (2018年1月2日 1時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
川夏(プロフ) - すずらん。さん» またお前かい!いい加減笑うわ!悪いね! (2017年7月20日 19時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:川夏 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年6月30日 19時

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