占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:34,802 hit

二話 未知との遭遇 ページ2

そして、翌日から探偵社は半信半疑ではあるが、勢いに負けて依頼を受け、その奇妙な三人組の捜索を始めた。

担当は僕、そしてベテランの国木田さん。因みにこれが僕の初仕事なのだが…とても複雑な気分だ。

あの程度の情報なら探偵社も悪戯として処理出来たのだが、町の人達に聞いてみると何と依頼人の他にも目撃証言があった。それどころかヨコハマで軽く都市伝説化しているらしい。

そしてその話を詳しく聞くと、もしかしたらその三人組は異能者かもしれないという情報があったのだ。

例えば腕から炎が出せ、絡んで来たチンピラに火を付けたとか、軽く握っただけで電柱を折ったとか、異常な数の猫を従えていた、とか。

…所詮都市伝説かもしれないが、これが本当なら放って置く事は出来ないと社長が云う物だから、その三人組を探す事になった。

だが…


「あ!その話知ってますよ!その三人は宇宙人なんですって!」

「…国木田さん、何かどんどん話がややこしくなっていきますよ」

「…俺の理想はこの茶番を疾く終わらせる事だ」


堪えながら国木田さんはそう呟く。僕もその理想に同意した。誰かに話を聞く度、突拍子も無さ過ぎる情報が飛び出して来て僕達は頭を抱えた。しかもそれが数日も続いているのだから、そろそろ頭が痛い。


「やっぱり居る訳ないですよね、そんな人達…」

「…こんな事の為に数日も無駄にしたのか…」


疲れ切った国木田さんに、僕は苦い笑いを返すしかなかった。

帰って社長に何と報告しよう…そう考え乍ら探偵社へ帰ろうとしたその時。目の前に信じられない者が現れた。

思わず固まって、これが現実なのかと疑う。隣の国木田さんも同様で口をポカンと開け、僕達の目の前を歩く三人組を凝視している。

後ろ姿だけで、判ってしまった。数日間探し続けた奴等だ。僕達はお互いに顔を見合わせ頷いた。


「其処の人達!一寸待って下さい!」

「…ん?」


僕の声で立ち止まり、此方を向いたその三人組。だが、正面からまともにその姿を見てしまった僕達はその破壊力に負けた。

イケメンと書かれた紙、生暖かい目をした狐面、恐竜を模した被り物(フード)
そして勇者(笑)や弥生時代、野生の文字がドンと書かれた服…

…駄目だった。隣でパリンと何かが破れた。

三話 吃驚→←一話 奇妙な三人組



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

川夏(プロフ) - すずらん。さん» 何で貴方が答えるんですかby紫葵 (2018年1月2日 20時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)
川夏(プロフ) - 寝夢さん» すみません、有難う御座います! (2018年1月2日 20時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)
すずらん。(プロフ) - あ、マジだ…おい!紫葵!作者は何やってんだよ!by怒りの小吾 (2018年1月2日 20時) (レス) id: 489dc4e8ab (このIDを非表示/違反報告)
寝夢(プロフ) - トップの「清原小吾!」が「清原少吾!」になってますよ〜 (2018年1月2日 1時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
川夏(プロフ) - すずらん。さん» またお前かい!いい加減笑うわ!悪いね! (2017年7月20日 19時) (レス) id: 0bee82923c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:川夏 x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年6月30日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。