かっちゃんの幼馴染は。2 (ページ7)

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番外編！ページ7

出久side

轟「Aおねぇちゃん、見てて！」

そう言うと轟くんは手から小さな氷を出した。

凄い…もう個性使えたんだ。

上鳴「は～すげぇな、ちゃんと使いこなせてる」

麗日「上手い！もっと見せて！」

麗日さんが大きな声で轟くんに話すと少し驚いたのかAちゃんの後ろに隠れてしまった。

A「大丈夫だよ？」

麗日「あ～ごめんね焦凍くん！怖くないけん、こっち見て？」

麗日さんがそう言うと轟くんはゆっくりと前に出てきた。

轟「じゃぁ…見ててね！」

もう一回氷を出した轟くん。

可愛い…

あのクールな轟くんとは思えないな…

蛙水「上手ね、焦凍ちゃん」

轟くんの頭を優しく撫でる蛙水さん。

轟「おねぇちゃんは何できるの？」

そう言ってAちゃんを大きな瞳で見る。

A「そうだね…じゃあ、あれ見ててね？」

そう言って、さっき八百万さんが慌てて出した積み木を指さすAちゃん。

轟「うん！」

A「よっと…はい！」

手に積み木がのると満面の笑みになる轟くん。

轟「うわぁ！！！おねぇちゃんの個性、すごいね！」

そんな様子を見ながらAちゃんに話しかける。

出久「ほんとにAちゃんは小さい子、好きだね」

A「だって可愛いもん！こんなに可愛い子早々いないよ！」

((((そう言うAも可愛い…))))

芦戸「あたしの個性も見て！」

切島「俺の個性も！」

轟「うん！」

轟くんはみんなと打ち解け、話せるようになったみたいで麗日さんの無重力で宙に浮いたり、八百万さんの個性で出されたおもちゃで遊んだりしている。

轟「わぁ！おねぇちゃんのもすごい！」

なんでこうなったんだろう。個性事故かな…

なんて呑気に考えていた僕はどこまでバカなんだろう。