かっちゃんの幼馴染は。2 (ページ12)

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ヒーロー名の考案が終わり、どこの指名を受けるか考える。

思ったよりも指名が多くて、見るのだけでも一苦労。

出久「うわぁぁぁ！Aちゃん、いっぱい指名来てる！」

私が見ていた指名表が気になったらしく、出久が見に来る。

A「見る？」

そう聞くと、出久は「いいの？！？！」と目を輝かせて指名表を見始めた。

A「どこにしようかな～ここがいい！みたいなところ、あんまりなくて…」

出久「こんなにたくさん…本当に凄いよ！あ、ほら、ここなんてトップクラスだよ！！」

コロコロ変わる出久の表情はいつまでも見てられるんだよね～

じーっと見つめていると出久は私の視線に気づき、慌てて「ごめん！」と指名表から距離を取る。

全く…かわいいんだから

* * * * *

瀬呂side

やっと俺sideかよ。ま、いいけどさ。

緑谷と楽しそうに喋るAを見て、盛大に舌打ちをする爆豪。

いい加減Aも気がつけばいいのにさ

切島「な、なぁ爆豪、今日飯行かね？今から暇なんだわ、俺ら。あ、もちろんAも一緒な！」

切島、ナイス！

勝己「あ゛？んで、テメェらみてぇなやつらと飯なんか食わないといけねぇんだよ！！！今日はAがうちに来んだよ！！！だから今日は無理だな！」

あはは…そりゃ嫌だろうな。2人で帰りてぇだろうし。

丁度いいタイミングでAが来る。

A「勝己～、どこにすんの？」

勝己「ベストジーニスト」

A「ベストジーニストかぁ私はエッジショットの事務所にした！技とか見てもらって強くなりたいから！」

いや、Aは十分強いだろ…と思ったが口には出さない。

爆豪の機嫌も良くなったところで下校時間。

爆豪が遠回しに2人で帰りたいって言っていたことを察した俺たちはしれーっとその場を離れ教室を後にした。