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女「…あの〜」





怒鳴ったせいで起こしてしまった

慌てて先生を押し退けて
体勢を直した





「…はい、今行きますね」





顔怖ぇ…

仕切りをしているから良かったものの
なかったら誤解、では無いけど
良くない噂がたつところだった


向こうからは2人の話し声がする

猫かぶってると知っている俺には
すごい面白く聞こえる






「…では安静にしておいて下さいね」

女「はい」





どうやら帰ったみたいだな

立ち上がって仕切りを抜けると
洗濯するためベッドのシーツを剥ぎ取っている先生






「ごめんな、
洗濯機放り込むからそこで待ってて」

『ん』






これでも保健室の先生だ
…保健室の先生、か。

俺との関係は決してあっては駄目なもの



戻ってソファにどかっと座り直す



このままでいいのか

昔は女が好きだったのに
男でいいのか

いいや…男が好きと言うか
あの人を好きになった、が正解だ



…分かんねぇ







「考え事?」

『…ビビらせんなよ』






毎度気配消して近寄ってくんなっての

横に座ると腰に手を回してきた






『ボディータッチ多いな』

「スキンシップって言って?」





何がスキンシップだ

そう思っているとグッと引き寄せられる
フワッと先生の匂いがする

やべぇ、酔いそう





「木ノ宮くんさ、俺のこと好きでしょ?」

『………』

「木ノ宮くん」

『何』

「どうなの?」

『………』






執拗いな






『…そーだけど』

「………」

『…何でアンタが黙んだよ』

「単純に嬉しかっただけだよ」





何処か悲しそうな眼差し

意味わかんねぇ





『なあ、』

「ん?」

『俺達って付き合ってんの?』

「…いや」





俺の事は好きじゃねぇってことか

じゃあ、





『…なんで俺とヤったんだよ』

「だから性欲処理だって」

『あっそ』






遊びかよ
熟々酷い奴だと思った

でも俺の口から
"もうしない"とは出なかった


辛くて、苦しいけど
少しでもこの人の体温を感じていたかったんだろう

最悪だ、それなら こんな感情 要らなかった






『…キスして』





俺は自らソレを望んだ

今頃アンタは
馬鹿な奴だとでも思ってんだろ

別にいいよ



唇が重なった



20*→←18*



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あやぽん。(プロフ) - チヒロさん» 閲覧ありがとうございます!!いえいえ、良かったです(^^♪はい!頑張ります〜!!!!! (2018年9月2日 14時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ - こんにちは!URL教えて頂きありがとうございました!とても面白かったです!これからも頑張ってください!応援してます! (2018年9月1日 13時) (レス) id: e4240ac180 (このIDを非表示/違反報告)
冷血悪魔@センラー(病み中)(プロフ) - あやぽん。さん» りぃかーい、いくらでも付き合うよー (2018年8月27日 21時) (レス) id: 1a0c66864c (このIDを非表示/違反報告)
あやぽん。(プロフ) - 冷血悪魔@センラー(病み中)さん» 我にも分かりませんね〜(なんでや)思うがままに書いてるのでもうちょいお付き合い下さい!!! (2018年8月27日 10時) (レス) id: 5eb1035f6b (このIDを非表示/違反報告)
冷血悪魔@センラー(病み中)(プロフ) - あやぽん。さん» やー、ゲス野せんせーやばかったねー、続くかなーこれニヤニヤ (2018年8月26日 21時) (レス) id: 1a0c66864c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやぽん。 | 作成日時:2018年8月13日 18時

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