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もっと上手く。みんなに認めてもらえるように。
笑って。笑って。笑え笑え笑え笑え。笑え！
鏡に映る私の笑顔は、もう自分を失っていた。
それでも今の私にはいい笑顔に見えた。
『これで、大丈夫』
でも結局部屋から出ることなんてないんだ。
それなら…
『もっとやったって…いいよね？』ﾆﾀｧ
その時の私は、作り笑いをしている時よりもいい笑顔で真っ赤な花を咲かせていた。
観光客が打ってきたやを処理し忘れた事なんて気に求めないで…
―――
しんぺい神side
A…
俺はAが引きこもってから少し医務室に戻った後、直ぐに戻ってきた。薬の件を思い出して。
それからずっと扉の前にいる。中の音も聞こえる。
Aが窓を開けて出ていく音、部屋に戻ってくる音、シャワーを浴びる音、そして何より…
Aの笑い声。
無自覚だろうが狂ったように笑ってる声が聞こえる。
俺は不安と言うより、恐怖を感じた。
この笑い声は多分自傷をしているから。
このままもしAが出てこなかったら？
治療も出来なければカウンセリングすら出来ない。
それが出来ないと…Aが…ｿﾞｯ
俺は恐る恐る扉をノックして話しかけた。
ｺﾝｺﾝ
『A…？聞こえてる…？返事…してくれない？』
ｼｰﾝ
Aからの反応はない。でも聞こえているのだろう。
笑い声は聞こえなくなったから。
もう一度言ってみよう。そう思いノックしようとした瞬間だった。
A「どうしたの……」
返事をしてくれた。声は低く、面倒くさそうだけど、返事をしてくれただけで嬉しかった。
『A？扉開けられない…？』
A「ごめん。ペ神のお願いでも無理かな…」
『そっか…でもご飯食べないとダメだよ？栄養剤だけで乗り切ろうとしてるでしょ…？』
A「っ……だ、大丈夫だよ」
『…毎朝朝ごはんにお粥作って扉の前に置きに来るから、良かったらそれ食べて？』
A「……」
返事はない。肯定…という事にしておこう。
何も喋れない。何をいえばいいのかわからなくなってしまった。
そこに無機質な機会の音が流れる。
何かと思い出てみると…トントンからだった。
ト【ペ神今どこや？もう朝食の時間10分過ぎとるで？】
はっと思い、時間を確認すると確かにすぎていた。
【今から行く。ちょっと待ってて】
ト【わかった】
『A、俺行くね。また後でご飯届けに来るから。それじゃ』
それだけ伝え、俺は食堂に足を運んだ＿＿＿＿
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黯亞(プロフ) - はるさん» 指摘ありがとうございます。頑張ります！ (2020年10月2日 21時) (
レス) id: a9b4009933 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はる - ７つのところのsyp 君が呼んでますよのところが読んでますよになってますよ (2020年10月2日 20時) (レス) id: 261ad7b1b6 (このIDを非表示/違反報告)
黯亞(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あら本当だ……ありがとうございます(*^^*) (2019年11月1日 0時) (レス) id: fe9715f18a (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(em推し) - そういうと黙り込んでしまう。黙るのは肯定なんだよ？ 『(名前……)』ってなってました。初コメのくせにとか思うかもですが(´;ω;｀) (2019年10月31日 22時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黯亞 | 作成日時：2019年4月2日 13時
