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「 また明日な〜 」
「 ばいば〜い 」
授業も終わって放課となった現在
部活は今日ぐらい休んでいいだろうと思い部長に連絡入れた
ゆるいから簡単に休めれるんだけどね
昇降口でローファーに履き替えてポケットに今朝の生徒証が入ってることを確認してから稲荷崎へと歩き出した
バス停3つ分の距離ぐらいまあ歩くのは構わないと思ってたけどだいぶ距離があるし体力のない私にとっては少しきつい
「 ゲッ、LIME見てないやん 」
一応念のため送ったLIMEには朝送ったっきり既読すらついてない
ほんとスマホ使いこなしてなさすぎん?ガラケーに戻しなよ
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「 入りづら… 」
無事に到着し、稲荷崎の吹奏楽部に知り合いがいたからこの人知っとる?と聞いているであろう場所まで案内してもらったけどバレー部ってのは予想通りだったみたい
だがしかしここで一つ問題が
もうとっくに部活が始まっているらしく中からはキュッキュッと靴が擦れる音やナイスキー!と響く野太い声が聞こえてくる
こん中に勢いよく入れるやつ居んの?居らんやろ
「 …しゃあない勢いで信ちゃんよぼ 」
ガラッと重たい鉄の扉を勢いよく両手で引くと音に気がついたのか一斉にこちらを向く男子生徒たち
背が高い故に威圧感が半端ない。無理。信ちゃんどこ。
「 あ、あの、練習止めてすんません!!信ちゃん居りますか?!!! 」
《 信ちゃん…?誰やねん 》
《 まさか北さんの事か? 》
「 A、何他校に入って来よんねん 」
「 おったぁぁぁ!! 」
「 用件はよ喋り。練習中に入って来る馬鹿がおるか 」
「 しゃあないやん!!他校やからそっちの事情知らんわ!!! 」
壁側のベンチにいた信ちゃんがこっちに来てくれて内心ほっとする
信ちゃんは慣れた様子で選手たちに練習戻ってええでと声をかけていた
「 ほんで何の用なん? 」
「 私朝LIME送ったやん… 」
「 そうか?見とらんわ 」
「 ちゃんとほうれんそうしっかりして 」
「 ハイハイ 」
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Mio☆(プロフ) - この作品自分得しかなくてやばいですわ(語彙力)ホントもう最高です!治くんは最推しなんで嬉しすぎます!これからも色んな作品頑張ってください! (2020年8月7日 1時) (レス) id: 9e6d898a3b (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - ゆい。さん» コメントありがとうございます…!好きと言ってもらえてとても嬉しいです(o^^o)応援ありがとうございます! (2020年6月13日 14時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - 更新お待ちしておりました …!!!!!好きです!!!!心身共に無理のない範囲で更新頑張ってください、応援しています (2020年6月4日 19時) (レス) id: e77c7b5ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仔犬 | 作成日時:2020年5月22日 15時