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＊
「 治くんっ、ちょ、はや、 」
「 あ、すまんすまん、女の子には早かったな 」
「 ん、 」
ぽん、と頭を撫でられた感触が心地良くてついつい目を閉じてしまう
それと同時に、少し気になったのが
「 治くん 」
「 ん？なんや、あ、まだ怖いか？大丈夫か？ 」
「 いや、そうじゃなくて、さっきの 」
「 さっき？ 」
「 …その、��俺の彼女��って… 」
「 …………っあ" 」
発言を思い出したのか頭を抱えてしゃがみ込む治くん
せっかくセットしたのに頭をそんなにぐしゃぐしゃとしたら意味がないだろうに。
「 …いや、忘れてくれ 」
「 へ、 」
私からしたら好きな人にそうやって言われたのは嬉しかったのに、無かったことにするのだろうか。
そう捉えてしまって凹んでしまう
それを見兼ねた治くんがあわあわとしながら弁解してくる
「 あの、そうやなくて 」
「 …そうやないって？ 」
「 あ、いや、ほら、な？ 」
「 え〜…？ 」
「 俺、Aちゃんと行きたいとこあんねん。先そっち行かん？ 」
治くん、誤魔化すの下手なん？
.
「 わ…！ここ来たかった…！ 」
「 ほんま？ほんなら良かったわ、ここ美味しいらしいやん？ 」
「 そうなの！ここのレモンタルトが美味しくて…！ 」
治くんに連れられてきたのは街中の一角にあるとあるカフェ
最近インスタとかで人気で、メレンゲケーキを多く取り扱うカフェなのだ
来たかったんよほんまに…！
「 治くん、よく来るの？ 」
「 初めて来たわ 」
「 よく知っとんやね！ 」
「 いや、調べた…アッ 」
「 え、調べたん？ 」
「 …聞かんかったことにしてくれへん？ 」
「 ふふ、ええよ 」
私のために調べてくれたのが嬉しくてその恥ずかしそうにする顔すらも見ていてときめいてしまって胸がキュンとする
どれにしようかな、とメニューを見ているフリをして同じくメニューを見ている治くんを盗み見するけど食べることが好きなのか、もしくは甘いものが好きなのか目を子供のように輝かせながら食い入るように見つめている
「 治くん、甘いのすきなん？ 」
「 それもそうやし、俺食べるのがすきやねん 」
「 なるほどね…！ 」
「 Aちゃんは？ 」
「 私も食べるのすきだよ！ 」
＊
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Mio☆(プロフ) - この作品自分得しかなくてやばいですわ(語彙力)ホントもう最高です！治くんは最推しなんで嬉しすぎます！これからも色んな作品頑張ってください！ (2020年8月7日 1時) (
レス) id: 9e6d898a3b (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - ゆい。さん» コメントありがとうございます…！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(o^^o)応援ありがとうございます！ (2020年6月13日 14時) (レス) id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい。(プロフ) - 更新お待ちしておりました …！！！！！好きです！！！！心身共に無理のない範囲で更新頑張ってください、応援しています (2020年6月4日 19時) (レス) id: e77c7b5ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仔犬
| 作成日時：2020年5月22日 15時
