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7話 ページ26

太「成程、それで殺されるまでに至らなかったと」
鏡「…」

じぃと太宰さんに見つめられて、鏡花ちゃんが体を強ばらせる。

『……その後、皆さんもご存知の通りです。彼女の話を聞いて、探偵社に(おもむ)こうとしていました』
太「でもなんで君はマフィアを抜けると決めたんだい?」
鏡「……私は、殺人(ころし)はしたくない。昨日だって、本当は任務に行きたくなかった」

私の服を掴む力が強くなる。

鏡「この人は言った、私たちは何にでもなれる、私が望めば、辛いことがあっても諦めなければ必ず何にでもなれるって、だから、私は光が見てみたい」

芯の通った強い意志、覚悟が伝わって来た。

『……私からもお願いします、まだ人は殺していないとはいえ、一度はマフィアに置いた身、機密情報を知って、狙われないとは限りません』
太「そうだろうね」
谷「……えっと、じゃぁ、取り敢えずどうしましょう、社長には乱歩さんが話してくれるみたいですし……」
乱「上に戻ろ、ここで話し込んでもマスターに悪いし」
太「そうしましょう、着いてきてくれるかい?」

これ断れる雰囲気じゃない。
……これ、敦くんにどう説明しよう、口止め?口止めする?
いや無理だ、え、どうしよう。
乱歩さんやっぱ口元緩んでるよ楽しんでるよ酷いよ!!!
多分私の考えてることも筒抜けだよ!
たまったもんじゃねェ!!!

『……分かりました』

仕方ねぇ……自分の蒔いた種だ…大人しく狩り取ろう。
自分の見た目の歳を変化させられる異能力とかでもういいんじゃないかな(投げやり)
あ、でもそれなら、変化させられるから嘘ついた事にはならないよね!(暴論)
もうそれで行こう。(諦め)


四人に案内されて、私たち二人は探偵社事務所へと足を踏み入れた。

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暁郗 - マフィン……仕様ですよね?? (2021年1月5日 11時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - めっちゃ好みです〜!続き楽しみにしてます! (2020年10月10日 14時) (レス) id: b284cf17d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 好きです〜〜〜!!応援しています!!頑張ってください! (2019年9月19日 11時) (レス) id: a6030a90d7 (このIDを非表示/違反報告)
のら(プロフ) - 面白いです!好きです!どうか続き更新のご慈悲を…!! (2019年8月5日 1時) (レス) id: e0e3857385 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - おもしろい!!!!応援しています!!!! (2019年7月25日 1時) (レス) id: e69c1b6ddb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡花@狐さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月8日 20時

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